フランス・スペインの旅(33)
2009年 03月 30日
バルセロナをTGVで10時30分に乗る。4人掛けの席にスペインの婦人と一緒だったから、今日のバレンシアのホテルは決まっていないし、早速彼女にホテルに電話して予約してもらった。丁度彼女もバレンシアの人というから町の様子も詳しいし、僕のホテルも歩いて行けるところだ、と地図で歩くコースまで示してくれた。
地中海沿岸を左手に、右手は畑や山、住宅が多い。13時丁度に着く。
すると駅前がえらい人混みでなんか祭りのようだ。なかなか歩けない。爆竹のような音とともに、音楽隊であろうか、その行進らしいのを人垣を作っているから、僕にはその様子すら見ることができない。
ホテルまで、15分ほどで着いた。4階に案内してくれた若い女性は、僕の大きなスーツケースを一人で運んでくれた。部屋は4人部屋で、なかなか明るい。ベッドも清潔、それに安く、15ユーロである。
早速市内観光バスに乗る。14ユーロ。目につくのは駅のすぐ隣にある闘牛場だ。ここはすスペインでの一番大きいらしいし、スペインといえば闘牛が象徴されるぐらいだから、外から建物を観るだけでも大きいし、甲子園まではいかなくてもそれに近い人が入る建物だ。ここはマドリードから一番近いビーチリゾート地帯らしい。たくさんの教会や美術館がある中に、最近企画された近代建築のミユージアムも大きな敷地で沢山の近代アートの外観がある。日本語の解説がテープで説明してくれているが、カテドラルという大聖堂は世界遺産というが、下車していないから、あまり記憶にない。
夕食はご飯に黒貝、海老、などが豊富にはいり、味のついた熱々の料理にビールを飲む。なかなか美味しい。信顕が時々作ってくれるあの、米から炊き上げる料理だが、信顕の作る調理のほうが美味い。だがこちらではパン食べているから、熱いのがなによりの御馳走だ。
夕食後ホテルに帰ると、昼駅前で会った日本女性が一人で食事していた。彼女は駅で見たとき大きい物を持っているから、聞いたら、「琴」だという。そして、街頭で演奏するためにきたという。驚いたが、まさか一緒のホテルに来たとは偶然だ。
彼女が食事終わるのを待って、外でビール飲みに誘った。
なるだけ大勢の賑やかなパブに行こうとしたら、さっき僕が食事したパブだった。彼女は29歳で音楽大学で琴を学び、世界に演奏旅行もしてるという。そして天草の御所浦に友人がいて、天草に何回も演奏に行ったことがあるという。大きな琴を持参するから、車で天草まで行き、天草の本渡、下田、鬼池も知っていた。こんなスペインで天草の関係なある人と会うなんて奇遇だ。
両親が音楽家で父はフルート奏者、お母さんは作曲家らしい。いま彼女はヨーロッパの演奏を街頭でしているが、これはおそらく日本人で彼女だけだろう。この勇気に感激している。最初どこで演奏し始めるかの判断や勇気がいるらしいが、それは、僕がホテルの予約のキッカケをつかむための話かける時の心の状態と同じだし、僕が企業を起こした時の心境と全く同じなので、僕の経験を披露し参考にしてもらってもいいのではないかと、話がはずんだ。
彼女の話を聞くと、僕の物事にたいする考えと非常に似かよっている。彼女は今、街頭でしかも外国でやっているが、これは必ず大成功するだろうと思う。大体経営者の成功する人たちを観てきた経験からすると、考えがいつも積極的で、行動的だし、そのパターン
で動いているから成功間違いないだろう。
ホテルに帰って大分遅かったが、彼女が琴の演奏をしてくれたが、これは大した演奏で街頭で弾くのは勿体ない。イギリス、オーストラリヤの若者も感激している。これでみんながなかよくなった。
そこえ早稲田大学院を卒業する2人の青年もきた。一人は生物学の専攻で製薬会社で薬の開発が決まり、もう一人はコンピューターの専門で銀行の管理部門にきまったという。
なかなか良いで出会い
のホテルだった。
明日地中海をもっとポルトガルの方向に進もうと思ってホテルを探してもらったが、田舎にはユースがないらしいから、もう1日ここにいて明日は日帰りで行ってくることに変更した。
▲ by akinishi1122 | 2009-03-30 09:51 | 旅行 | Comments(0)