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ソ連崩壊前の旅

1988年8月15日

モスクワ9時半ホテル発

革命広場、1936年完成(地下鉄)全長200キロ、駅125大理石で全て。スターリン時代に完成。 朝5時30分から夜1時30分まで営業、2分間隔で運転、ラッシュ時は45秒間隔 南から北の端まで40分、4両連結

 花売りの小母さんは定年退職者で小遣いと年金を貰っているから、金持ちという。ガイドの青年は日本語が上手でモスクワ大学を出たという。日本に行くことがあるが、日本はベンチが少ないので変に思うという。

僕がソ連人は戦争をするように見えないと話すと、ソ連人は戦争で2000万人死んだんですよ。戦争などもうしたくないんです。日本の政府は何故ソ連をそんな目で見るのか、悲しい。といっている。全くその通りだ。

 外人専用の土産物店でスプーンにモスクワ大学やクレムリンの絵があるのを20本ほど

買った。20個で5820円、日本円で支払い出来る。

 夜プーシキン音楽堂でモダンバレイを観る。交通費共で4000円、皆んな夜の娯楽に、こんな楽しみをしているようだ。文化の街でいいな、と思う。時々はこんなのを見るゆとりが我々にも欲しいものだ。僕たちもテレビばかり見ていないで、夜の音楽会や映画など見れる国になりたいものだ。

 ベリヨースカというのが日本円で買える店で、土産にコケシがたくさん入っているから面白いのでこれを2,5ルーブル、10個、4ルーブルのを10個、15ルーブルのを2個買った。ビールの缶12個買いグループの人に飲んでもらった。いつもウイスキーを分けてもらっていたし、同室の喜多さんには毎朝お茶をいただいていたから、今回はお茶や梅干しなど持って来るのを忘れてしまっていた。夜バレーを終わってモスクワのレニング ラード駅を寝台専用車で出る。駅の名前は終着駅の名を付けるらしい。モスクワが始発駅でありながら、ソ連の市民の人間らしさからすると、公衆便所の汚さはどうゆうわけか?これは改善してもらいたいものだ。日本の大阪駅などを見てほしいものである。

電車にモスクワで喜多さんと乗ったが、二両連結で運転者一人で車掌がいない。キップもどこで売っているのか知らない。乗る人も切符を持っている様子がない。ただ乗りではないだろうか。全く自主的にやっているみたい。パンチを押して使用済みの切符としているようだ。


by akinishi1122 | 2017-04-15 18:19 | 旅行

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