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英雄とは

第5267号 日々新聞  2014年6月10日(火)
英雄とは自分のできることをした人だ。 ところが凡人はそのできることをしないで、できもしないことを望んでばかりいる
ロマン・ロラン

自分にできることはあまり苦労しないでもできるし、厭きも来ない、そのために続けることが苦にならないものですね。世界の有名な小説家のロマン・ロランは人間の英雄とみられた人は自分のできることを続けた人が英雄になる。と人々に希望を与えてくれました。
日本でもノーベル賞をもらった小柴昌俊さんも全く同じように、自分がノーベル賞がもらえたのは人より沢山のハンデがあり、小児麻痺があったればこそ、自分ができることしかできなかったから、そして人がやらない分野を好きで続けていたからもらえただけのことでした。と言われています。
ところが凡人は自分ができることをしないで、自分が他人より劣っているところを苦労と努力するから、なかなか成果に結びつかないというのです。
皆さんみんな思い当たることばかりではないでしょうか。
私たちの先輩の女性社員が建築の学校は出ていなくて、次々と現場を担当してくれたことがありました。そして大企業の建設会社の寮の工事で2億の工事を担当した時のことです。
彼女は6ヶ月の工期の間中休日も休むことをしませんでした。社長もみんなも心配して「休め、休め、体が持たないぞ」と何回も勧めたのですが、とうとう完工までやりあげてしまいました。そして彼女が言うには「自分が担当している現場が気になって家にいても落ち着かないのです、現場にいるほうが私には精神的に楽だし、体もそれが楽なのです」というのです。
その当時わが社には国立大学の建築学部をでた社員もいましたが、その男性社員よりも現場利益をだし、女性の建築技術の評価を世間に知らしめることになりました。
優れた人々は特殊でないのですね。ロマンン・ロランがゆうように誰でも潜在の力があり、だれでも英雄になれるのですね。
自分の本来の能力を低くみていることでせっかくの可能性を自分で摘みとっていることを教えてくれているようです。
自分に誇りを探し、気付こうではありませんか。仕事は楽しくやるコツをつかんだ人が天井知らずに伸びるもののようです。

by akinishi1122 | 2014-06-11 18:38 | 社内新聞

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