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サンクスペテログラード

(8)2013年7月29日 モスクワからペトログラードへ列車
親切が涙ふきでる暖かき 見っ知らぬ土地で、見知らぬ美人の親切に涙する
10時30分に旅行会社から、迎えの車がぴったりの時間に迎えに来てくれた。これはどうゆうシステムになっているのだろうか。ホテルとは関係なさそうだし、列車とも関係ない、ただ駅まで送るのだから、レニングラード駅まで着いたらすぐドライバーは消えてしまったのだ。ともかく、有難かったので50ルーブルをチップとして気持ちをわたしておいた。殆んど英語は喋れないのだから、送迎専門の会社に日本から手配してくれたのであろう。25分ほど走ったからタクシーにしたら相当のメーターになるだろう。
ここロシヤでは、駅の名前が路線の終着駅の名前が付けてあるらしい。レニングラードとゆう名前は1992年までだった。革命後レーニンの名前がつけられていたのが、ソビエトロシヤが崩壊した後市民投票によって旧帝政時代の名前に復活したらしい。
これはどのように理解したらいいのだろうか、長い伝統のある名前に戻し、革命指導者の名前を外すとゆうのだから、よほどスターリン体制に市民が馴染まなかったのだろう。革命が終わり肩を怒らせたような名前にいつまでも縛られたくないとゆうことからの反応だったのかもしれない。
そうであれば、ヴェトナムのサイゴンが革命によってホーチミンと名前を変えたのだが、その後の政策が国民から支持されないとなると、このように復活しないとは言えないから、上からの政策的な名前の強制では国民の心は掴めないとゆうことであろう。
レニングラード駅発が13時30分となっていたから、2時間半も待たねばならないが、僕の列車のチケットを見せても駅員が何番ホームから出るのか解らないとゆうのだ。仕方がないから待っている婦人に聞いた。さいわいに英語ができる人で、僕の列車番号と出発時間を見て、調べてきてあげるからここで待っていなさい。と言って地下の事務所まで行き調べてくれ、3番ホームで待ちなさいとゆうことになった。
2時間も待たねばならないのでお礼を言って待合室に座っていたら、20分ぐらいして、この女性が僕を呼びにくるのである。「貴方の列車の時間が12時30分に変更になったから、すぐ並びなさい」とゆうのである。待合室までは大分離れていわざわざ僕を探しにきてくれ、その変更のことを知らせに来てくれたのである。所定の時間より1時間も早くなるとは、こんなことってあるのだろうか?
僕にしたら、大分前に手配したから、時刻の変更になったのだろうか。と解釈して、彼女が言うままにゲートに行ってみると、なるほど列車番号158、時刻12時30分と表示されている。僕は彼女が教えてくれなければ乗り遅れてしまうところだった。
だから彼女の親切に涙が出るくらいだった。どんなお礼の言葉よりも、彼女を忘れなためにい写真を撮らせてもらったり、一緒に写真に納めたりささせてもらった。わずかな時間だが、彼女はリトワニヤの人で、仕事は旅行関係の仕事をしていて、38歳とゆう。まだ結婚はしていないらしいいが、なかなかの美人である。よかったらメールの友達になってもらえませんか。と聞いたら喜んで交流しましょうとメールアドレスも書いてくれた。ロシヤに来て初めてのロシヤ人との会話だし、この親切は心に沁みる嬉しさである。日本の土産の扇子をプレゼントしておいた。夜ホテルで写真を見たらなかなかの美人であり早速お礼のメールを出しておきたいと思う。
そんなわけだったが、列車は予定時間に発車したのだが、改札が1時間前とゆうことだったようである。
13時30分発で全て指定席、急行らしく、4時間25分でサンクトペテログラードに着いた。
列車では隣の席に若い青年がいたが、離れた席にゆうじんんがいるらしく、荷物だけおいて、ずっと席には戻らなかったから、僕だけの席になっていた。車掌がキップの点検に来て、2枚あるキップの1枚をもっていってしまった。するとあと1枚はヘルシンキ行のだろうから、残してくれたのだろう。と判断してい残りのチケットを見てみたら、29日の今日のチケットが残っている。それが旅行者の日本語に書いてあるから解ったのだ。だから慌てて車掌におかしいのではないか。と聞きにいったら、問題ない。とゆうので、そんなものかな。と思っていたら、1時間ぐらいして、別の車掌が前渡したチケットを僕に返しに来た。
僕にしたら、ロシヤ文字はわからないので、車掌を信じてそのまま渡していたのが、ヘルシンキ行のチケットを前の車掌は持ち去ったのだった。
僕がまかせっきりにしていたら僕はヘルシンキへ行けないことになっていたのであった。やはり任せっきりとゆうので、相手も間違うこともあるとゆうことである。冷や汗ものであった。
CDの日本民謡を聴いていると、外の景色が白樺だったり、湖だったり、民家がポツポツとあるのを眺めながら聴く日本民謡、ことに九州の民謡がこの景色にぴったりの感情をひきだしてくれる。色々の人との想いでが次々と浮かんでくることでこの荒野を走るのに日本民謡はぴったりだと発見したものだ。隣にだれもいなかったから、こんな味わいができたのであろう。もう一度このようにシベリヤ鉄道を日本民謡を聴きながら走ってみたいと思う気持ちがわいてきた。おてもやん、や日田のコツコツ節、長崎のブラブラ節など心に沁みる。一人旅がこんなに楽しいものとは。
列車は4つぐらいしか止まらなかった。
サンクスペテルグラード駅では迎えの人が来るはっずだったのに、降りたホームで待つように案内があったが、僕が最後になるまで迎えがこなかったので、少し心配したが、ホテルの場所が解っているから、さほど心配もしなくて、15分遅れてやっと迎えが来た。
殆んど英語も出来ない男性で大男である。テキパキと荷物をトランクに積み、ホテルのフロントまで届けてくれた。モスクワと違いここは相当温かい。ポカポカしていて、大分南のようだ。
ホテルは大分古く格式がある。古いから、モスクワの近代的ビルとは
違い、部屋も豪華とゆうことはない。ともかく今日から6日間ここを起点に安心しながらの観光になる。とにかく昼食をパンだけですませていたから、このホテルのレストランで少し豪華なものにしようとステーキの定食とビールを注文した。
すると、このステーキは2枚あったが、なかなか肉が固くてナイフで切るのに苦労する。口に入れても歯でかみ切れない、丁度生ゴムを噛んでいるみたいだ。味はおいしいのだが、もう辛抱できなくなりボーイに肉を切ってもらうようにコックに頼んでくれと言ったら、ボーイが自分で苦労しながら、切ってくれた。こんな固い肉は日本で食べたことがない。ここの肉とゆうのは、原野からそのまま肉にするから、こんなに固いのだろうか。これが普通となると、腹にまるまま入って消化できるかどうか心配になったが、歯で噛切れないから、最後はのみこまねば仕方ない。
日本の肉は素晴らしいことがわかった。
8時を回ったがまだ明るいから、散歩に出た。公園に若者がいたから、話しかけると25歳の大学生である、少し英語ができるから一生懸命質問に答えてくれる。自分がビールを飲みながらひまわりの種を噛んでいるのを僕にも食べろといってくれる。となりに若い女性も話にくわわってくれた。話していると、煙草が吸いたくなったのだろう、歩いて遠くにいる人に1本煙草をもらいにゆきそして吸っている。知り合いではなさそうであるのに、もらいにゆけばもっている人が1本与えてくれているのである。しばらくしたら、他の人が紙コップをもってきてビールを飲ませてくれ、とねだりにきていて、その人にビールを注いでやっているのだ。こんなことがあちらでもこちらでもこの公園でかわされている。
また60歳ぐらいの女性がどうやら、手相見ている。そして祈祷のようなことをし、肩をたたいて何やら諭している。こんな風景はモスクワでは見かけることがなかったのは、ここが暖かだから、外で夜遅くまで語りあいができるのであろう。若い学生はフェイスブックをやっているから、お互いにメールで交換しようといってくれた。彼の父は46歳とゆうから、僕の孫ぐらいの年齢である。
10時になったが、まだ明るい、彼に何時に寝るのか?と聞いたら2時になったら眠たくなるから、帰るとゆう。今日か彼女は仕事だから、一人で夜をすごしに来たといっている。
ホテルでパソコンを開いたら、作家の風見梢太郎さんが「こんどはモスクワですか、新聞の「本と人」欄にでていたのを楽しく読ませてもらいました。同じ作家の柴垣文子さんから、「わくわく、好奇心と向学心の旅を想像しながら読んでいます」とか高校の同期生山崎さんから、日記6号まで読ませてもらったが、何か解説の本でも持参しているのですか?あまりにも多方面のロシヤについて書かれているから、おどろいている。熊本同友会の山本氏から、ぼくのトマトの日記について、日本では泥のついたトマトなどもうないですね、10月に障害者問題全国研究集会の実行委委員長を引き受けているから、いま準備に忙しいこと。ホーチミンであった中島さんから、宮崎さんの日記は楽しく、ロシヤについて新しい見方と興味がでてきた。南アフリカのケープタウンのRieさんから、ロシヤについて全くといいほどしらなかったので面白くたくさん教えられることになった。同友会の編集委員西岡さんから、自分のロシヤの知識と比較しながら、読んでいる。大阪民報の記者から、出発前の取材した記事の原稿ができて送られてきた。山の会の事務局長から、残しておきたいから、携帯に来てい最後まで読めないから、普通のアドレスに送信してほしいなどがきていた。
このホテルはモスクワと違い部屋が暖かだから、窓を開けて網戸だけで寝ることにした。

サンクスペテログラード_b0150946_17204742.jpg

by akinishi1122 | 2013-07-30 16:38 | 旅行

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