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(29)2012年8月15日日ベネチュア・ヨーロッパの旅(29)
ローマ市内観光そして夜ミラノ経由パリに向かう(終戦記念日)
 
ローマより新しきパリの星月夜 ローマ古さを見たらこんど行くパリは新しい。
黒人に暑さ挨拶コロッセオ  炎天下のコロッセオで世界からの人の行列
負けた国同士の国や敗戦日  ムソリニーと東條で負けた国で迎えた終戦日である

今日は12時にチエクアウトだから、ゆっくりできる。ホテルはすぐ前が駅なので夜の列車も慌てる必要がない。顕が予約してくれて、部屋も高級である。メールそしてきて、レストランまでここがいいだろうと、推薦してくれている。
昨夜パソコン店でメールしていて、弊店間際までいたから、慌てたのだろう、眼鏡を店に忘れていたようだ、確かにあそこまで使っていたから、あれが最後だったと思い今朝は別の眼鏡でパソコンを打ったが、念のために店に行ってみたら、ちゃんと受付に保管してくれてあった。ありがたい。外国は疑ってしまう自分を恥なければならない。人間は信用するに値するものだ。
きあらは毎日僕のパソコンで日記を打ちこんでいる。よく本で調べての日記だから、自分の関心事であるし、よく記憶することだろう。もう学校でパソコンでの文章を書くように、ローマ字の変換ができるようになっている。
きあらの関心事は「真実の口」という「ロー マの休日」でヘップバーンが王妃の役で、王宮を抜け出して市民の生活体験で飛び回る物語であったが、市民の経験をする、恋もできる幸せ、その時この「真実の口」を知り、(うそをつく人はこの「真実の口」に手を入れたら手が抜けない)ということにひかれ、おそるおそる手をこの像の口に手を入れるのである。
そして、自分がうそをつかない人間であることをこの像が証明してくれたことで喜ぶのである。王妃であってもウソをつく疚しさがあるから怖いのであった。そして喜ぶのである。
こんな言い伝えが世界中に知れわたっているから、わが10歳のきあらも関心があるのである。どこで知ったのであろう。
人々の関心は王妃ならずとも、神に証明してもらいたい心があるということであろう。行列が300mぐらいも続いている。しかも炎天下である。こんなにしてきあらと薫も1時間ほどならんだ。僕はその間に近所の遺跡を散策した。スペイン広場と思ってみてきたが、よく似た階段であるから、てっきりスペイン階段で、ヘップバーンが走って降りた映像を思いだしていたら、日本語で「これはスペイン広場ではないですよ」と片言で教えてくれた婦人は台湾の人でここに住んでいるという。同世代の人だから、「ローマの休日」に共通の関心があるとみての助言だったと思う。
それが終わってから、サンピエトロ寺院(ヴァチカン)まで行く。
ここも凄い人が寺院のバルコニーに上るための行列である。サンピエトロ寺院が独立国として小さいながら、世界のキリスト者の総本山として国王から独立を認められたのは、新しく1929年という。現在ではアメリカ大統領までその権威にかしずかえているほどの権威になった。
でもこのサンピエトロ寺院はローマに限らず、フィレンチエ、ベネチユアなども独立国としての行動をおこしたという、長い500年ぐらいの国王との間での確執が続いたというのだ。
国王もキリスト教を信じるポーズを見せるのが常で、民衆を治めるのに王権神授説を説いて民衆に合意してもらうのが自分の武力とあわせて考えるのが権力を持った者が考える共通の発想のようだ。だから宗教と国家権力はもちつもたれつの関係になるのが普通である。
日本でも天皇を神格化して自分だけでなく神に近い権威に権力の座を認めてもらうのがいまだに総理大臣の認証式や大臣の認証式を皇居でおこなっているのは、戦前のなごりであろう。
アメリカにしろ、大統領の認証式が神に誓うとして、キリストの牧師がたちあって、神に誓うということをしているのである。
そのもっとも多くの国で信者がいるため救済や、平和について、バチカンの法王がことあるごとに人類愛を呼びかけているのを、世界はおごそかに聴くということが、ここからよびかけられているのである。
僕は3年前に来たとき、バチカンに来ていたイタリヤのどこかのサッカーチームを写真に撮っていたら、そのチームの全員で僕を胴上げしてくれたことで、思い出になる。
子供たちはスペイン階段に行くというから、僕は先にホテルに帰ることにした。地下鉄に乗ろうとしたら、バチカン駅は今日動 いてないというから、来たバスに飛び乗り地下鉄の駅が見えたら降りようと思って乗っていたらテルミネ駅まで行くバスだったのでうまいタイミであった。
夜は日本の焼魚を食べたいと思っていたら、寿司屋はしまっていて、残念だった。だから昨夜食べた店で昨夜と同じシーフードスパゲチーにした。これも美味しい。
パソコンに岡山のD先生から、僕の社内新聞に書いたチャップリンの言葉の「人生に必要なものは、勇気と想像力と少々のお金」に、なかなか良い言葉ですね。と返信がきていた。
ローマ発は夜7時15分、ミラノ着10時40分だった。ユーレルパスの1等だから、何回も飲み物とスナックのサービスがくる。そこから1等寝台車でパリへ向かう。丁度3人部屋でベッドも広いし明るく快適な部屋でさすがだ。

by akinishi1122 | 2012-08-27 02:48 | 旅行

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