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カナダの旅

カナダの旅日記 2011年10月14日
ねがわくば黄葉の床の昼寝かな
朝食はボリュームのあるトーストにポテト、ソーセージなどで多すぎるぐらい。しかも美味しい。
やはり時差ボケで2時頃目覚めてうとうとしていたから熟睡できていないのである。外は雨だがあまり強くないし、歩くのには支障のないくらいの気温でもある。
1時間ほどバスでアルゴキン公園で昨日と別のルートから歩く。ここもブナの林で黄葉がもう8分ぐらいは落ちている。落ちた大きな葉の上を踏みしめて歩く、登るというよりハイキングといった感じでしんどくない。
林が見通しがよくきくほど葉が落ちている。白樺の木の幹の白いのもいいし、小さいせせらぎがいたるところにあり、時に水音もいい。岩山に生えたブナだから、根が深くないために雪の重みなどが重すぎて石を抱いたまま根こそぎ倒れているのもあら。
動物はリスが時々見かける程度で大分近寄らなければ逃げることもない、平和である。リスを見かける度に皆が足を止めて歓声をあげる。だから楽しみが一層みんなのものになる。
30分ぐらい歩いて丸いなだらかな岩に立つたら、見渡すかぎり下には広大な森が全部観える。その緑の中に丸くポツポツと黄色の輝き照るカエデやブナの葉がデザインしてくれている。
湖が近くにあるし、遠くにも大きな湖が霞んで見える。平山郁夫画伯の絵にでてくるのはこんなところから描かれずにはいられない気持ちで描かれのであろう。写真ではこの印象はとても写しだすことはできない感動だ。自分が描けることが出来たら自分の手で残したい気持ちだ。
 全員揃ってこの見下ろす森の黄葉と湖をバックに写真に納めておいた。ひとり一人も同じ気持ちであろう。みんな記念に撮っている。
 下山中にヌーの大きな塊の糞を見た。700㌔もあるというくらいらしいから、量も多い。だが鹿や兎の様な豆粒なった糞である。
キツツキなど巣を作った枯れ木もたまにある。枯れ木に段々に穴を空けているのは柔らかくなってからなのだろう。
この山は約2時間ほどで下山し、森の博物館に寄った。ここには森の7人グループの画家たちによる絵がそれぞれの個性で描がかれて数百枚、季節や動物などで森全体の印象を描いてくれている。
それぞれの黄葉色森は生きをり
この句を記帳簿に書いてきた。
湖にカヌーがいっぱい積んであるのは夏の休暇に来た人々の舟が休んでいる姿である。
湖は川につながっているらしく何百㌔とカヌーを漕ぎ旅をする人もあるという。
食料など積み込んで景色や動物に会いながら静かなカヌーの旅は贅沢な休暇の過ごし方
でカナダの人々は豊かな人生を楽しめるだろう。
2時頃からバスで一路トロントに向かう。時差ボケに勝てず二つの椅子に足を曲げて眠る。
みんなも同じようなスタイルで眠っている。
トロントには6時頃着いた。森の中からいきなり10階、20階というビルの谷間の真ん中について目が覚めた。
乗務員さんが万国のレストランという地下街に案内してくれた。1000席ぐらいのテーブルがある。それぞれの好みでどんな料理でもある。僕はやはり日本の寿司にしたのだが、ビールは置いていないというから、コーラにしたがやはり物足りない。
カナダはアルコールを規制している州が多く、アルコールの販売店も少ないらしい。
地上に出ると道頓堀のような華やかさと賑やかさだ。丁度路面電車が来たので乗ってみた。終点まで乗り、街の輪郭をつかむつもりだったが、やはり郊外は暗くて夜も遅いし外はみるものはなかったが、黒人の服装やアラブのサリー、韓国などの服装のひとたちが乗り降りが多く言われているカナダは人種のルツボとはこんなことか人々の生活を覗くことができた。

by akinishi1122 | 2011-10-29 08:40 | 旅行

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