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70歳の留学

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70歳の留学(10)2005年7月20日(水)
なんと言っても今日の収穫は、パソコンがほぼ使えるようになったということだ。接続も完全にいけたし、教えてもらって自分でも出来るから(接続)
3時半の授業が終わって集会室のパソコンへ行ったら、日本人女性が日本語で打ち込んでいるから、話しかけて教えてもらった。昼休みにも操作してもらって薫への誕生祝いのメールを送信したのだったが、自分で操作するまで時間が無かったので、習得とまではいかなかったのだった。ところが今度の人はさっき送ったメールが届いているのか、チエックと設計図書を丁寧に教え、自分でやってみなさいと、僕が出来るまでついてやってくれた。これで、もう一人でいけると思う。パソコンも送ってもらわなくてもよいと思う。大変助かった。お礼にパブに行こうと誘い、彼女はジュース僕はビールをとる。各々2杯飲んだが、9,5£だからここは安い。丁度つまみはリックにあったから、よかった。三重県の伊賀神戸から来ているという。25歳で4年制大学を大阪で出て、勤めを3年して辞めてきたらしい。少し前までこの学校にいて、今は別の学校にいるが、この学校は日本語の使えるパソコンがあるので、今日は来ているとのことである。
人生僕流の話をし、誰でも天才のところを持っている。他人と比較しない、だが他人も天才的なところを持っていると知る。そのほうが自分らしく生きられる。自分らしく生きるということは日本ではたくさんのしがらみがあるから、難しいが、ここに来ていれば、本当の自分の生き方が実現し易いからいい。
この外国の旅の良いところは、しがらみからの開放だろうと思う。そして日本での自分の生き方を再考してみるチャンスができるだろう。他の国の人々の生き方、驚き、それが結構自分がやりたいと思って出来なかったことを、自然に当たり前として行動している外国人をみると、開放感をあじあえるのは、自分にもその潜在てき意識が常にあるからだろう。これが感激と共感になって、毎日が自己発見として、自分に反映してくるのではないだろうか。
そして、日本のよさも知り自分のよさも欠点も素直に受け入れられたり、勇気が生まれたりすると思う。人間は他の動物と違い環境を変えることで人間を作ってきた人間らしさだし、環境のままにしたがって生きるのは人間性から遠ざかることになることである。だからあらいあらゆることに自分はどうなのか、と考えてみようではないか。人間になったのは自分で環境を作ったことだから、それから離れれば段々自分らしさが無くなるし、苦しくなる。困難というのは逃げても対面してもどこにでもあるが、困難を克服した時爽やかさと自信。自信と確信は考えて挑戦し、自分で克服して生まれるものだ。
教育では人は自信というのは生まれない、自分がその気になったときしか人間は変らないものだと思う。
僕は努力と苦労をしない主義で生きている。自分がやりたいこと、好きなことしか続けられないからだ。そんなことを言ってみた。
中小企業の役員を20年ばかりやってきたが、僕が素晴らしい人だなと感激する生き方や経営をやっている人は他と比較することなく自分が出来ることをただ続けてきたからだ、というのが共通しているように思う。
だから僕にでも経営が続けられるのだった。自分しか出来ないことや自分らしい経営しかなかなか続けられないものだ。それと同じように社員もひとりひとり違って当たり前、その良い点を実現させ、そしてその成果に感激し、それを共感と同時にマネージメントするのが結局経営者の仕事として今日まできたのだから、本当に社員に感謝している。今不況の中で仕事がたくさんあるのは社員の個性でそれが相手に伝わり信頼を得ているからだと思う。こんなに外国旅行を2ヶ月もさせてもらえるのも社員が自分の仕事を開発しているからできることだ。
僕には何も出来ないが、個性のある人生を自分たちそれぞれが実現できる土台を創ることはしたつもりである。
「会社はみんなのもの」とよく言葉では言うが、それに近いところまでいっている気になっている。
そんなことをY.Yさんに話たから、2時間近くになってしまった。
彼女は6時14分の電車に乗るといったのでそこで別れた。メールアドレスを互いに交わしたのでもし大阪で何か僕に出来ることがあれば助言できるだろうと言っておいた。(お金は無いですがねと)
パソコンのを教えてもらった感謝のしるしだった。本人も「勇気がでました」と言っていた。
今朝差教室で友達にもなったことだし、「おはよう!」と大きな声で挨拶し、握手しようと手を出したらアイシャチューが手をひっこめる。「何故だ」といったら「イスラムは男性と握手をすることは許されないのだ」という。自分の結婚する相手だけとしか出来ないのだそうだ。先輩の教授が説明してくれた。道理であのモスクに女性がいなかったこともほぼ共通の理由なのだとわかる。あんなにNobu Nobuと言うのに手を触れることと親しくすることは別らしい。
 7時ごろ夕食前に下宿の人全員、それにLesly,昨日きたルーマニヤの青年、中国人、サウジアラビヤ、ロシヤと共に庭で写真を撮る。李意君はデジカメを自分のパソコンに写すから貸してくれとのことだ。家に送りたいらしい。
マザーに「今日はのびのびしているが、日本に帰って2週間もしたらまた日本の習慣に戻らねばならない、ここは本当に自由に自分が表現できて、若返えっている」といったら何故だという。自分の本心が喋れるからだろう。といっておいた。
8月24,25日スイスの知人のところに行くと言って、外国人の友達は段々増えてきた。すると、私もその友人の中に入れてくれ。と握手してくれた。僕がスエーデンヤデンマークにも行きたい、といったら、自分はスエーデンに1年間勤めたことがあるとのことだ。コンピューター関連の仕事をしていたえらしい。英語が使えるし英語での仕事が必要で秘書みたいなことをしていたという
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by akinishi1122 | 2011-04-02 14:36 | 旅行

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