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世界旅行(80)アタカマからサンチヤゴへ

ワンワールド世界旅行(80)
4月8日(火)サン・ペドロ・デ・アタカマからサンチヤゴへ
タクシーに騙される
 アタカマを発つのは2時半でよかったのだが、もしカラマの空港で午前中のサンチヤゴ行きの飛行機があれば変更してもよいし、と思うことと、外国の交通は遅れることがあったり、変更があるから、少しでも早く待機するに越したことはない、との判断から、8時50分発のバスに早めて乗った。
 ホテルに4日間の清算をしてもらうように頼んだが、心配は最初の晩に枕元のダウンライトを床に落として壊したから、そのお金がいくらかかるかだ。主人に2回ほど弁償するから、金を言ってくれと頼んだのだが、そのたびに「ノープロブレン」というばかりだった。僕は壊したのだから支払うのは当然だが、いくらなのかが気になる。部屋代として一応30000ペソの4日分120000ペソとそれ以外に40000ペソは用意していたのだが、3日の間に20000ペソ使ったので、その分余裕がなくなっていた。だから「支払いはクレジットカードでよいか?」との了解はとりつけてあったので問題はないが、チェックアウトする時に嫌な思いをしたくないという気が最後まで残っていた。主人はいなかったが、奥さんに清算してもらったら、料金表示の30000×4日=120000という。僕の壊した電気器具代ははいっていないのである。なんという親切なホテルだ。もうすっかり感激した。気持ちだけだが電卓を奥さんにプレゼントした。そしてウェイトレスと一緒に写真をとらせてもらった。何故こんなに親切な人々にめぐりあえるのだろう。
 カラマのバス停には10時半に着き、早く空港に行き、若し早い便に変更できなければ、空港で8時間待たねばならいし、空港にパソコン店がなければどうして時間を費やすか。行くべきか、行かざるべきか、迷ったが兎に角直接行かねば初期の計画が崩れる。空港まではタクシーで5000ペソと決まっていて、バスが無いことは分かっている。
 11時に空港に着き、午前の便はないか?と聞いたがやはり1日1便しかないらしい。
空港のパソコン取り扱店はあるが、日本語のYAFOOができない、僕のパソコンもこの店では接続機能がないという。だからタクシーを呼んでもらい街に引き返すことにした。ところが、僕の困った様子にこの女性店員さんが、レストランに頼んで貴方のパソコンを繋いでみよう、と一緒にレストラン上がってくれ、接続をしてくれた。このレストランは専門店でないのに快く僕のパソコンを接続に協力してくれた。すると、僕のパソコンが使えるようにしてくれた。親切な人があるものだ。何故こんなに親切な人々にめぐりあえるのだろう。
 この空港には乗客は僕一人しかいないほど閑散としている。パソコンをしていると、空港の職員にタクシーを頼んでもらったタクシーがやってきた。もう街へ帰る必要が無くなったが、呼んだから5000ぺそ支払った。
そんな訳で、昼食をこの大きなレストランで一人で食べながらのパソコンだ。8時間もあるから、メールを沢山の友人に送信したが、なかなか時間が余る。だからインターネットで囲碁の対局にかかった。こんな時が自分のパソコンの良いところだ。日本とは12時間の時差だから外国人との対局しかできない。これも3局が限度で目が疲れてしまう。こんな出先だから考える余裕がなく3局ともポカがでて負けだ。
田舎の空港だから8時間待っている間に僕のサンチヤゴ行きと外に1便しかないほどの砂漠の田舎である。
 19時15分に飛び立った。ところがえらい低空飛行だな、やはり相当高原だからかな、と思っていたら30分ほどしたら着陸する。来た時は2時間半ほどかかっていたのに、おかしいなと思っていたら途中乗客が乗り込んできた。地図でみたら、海岸の街のアントファガスタらしい。そこからまたサンチヤゴに向かい1時間ほどのロスだった。
サンチャゴに着いたのは10時半である。早速タクシーの客引きに呼ばれたのでホテルの地図を見せて「いくらだ?」と聞いたら「10000ペソ」だというから、行く時ホテルからの手配してもらったタクシーは11500ペソだったから即OKとして乗りこんだ。ホテルもちゃんと間違いなく着いた。僕は左の後ろのポケットに1万ペソ紙幣ばかり入れているから、そこから1枚ぬいて渡した。
そして荷物を持ってホテルに入ろうとしたら追いかけてきて、「この金は違う」と言って1000ぺその紙幣を見せる。「そんなはずはない」というのだが相手はホテルのボーイに1000ペソの紙幣を見せて、「この人とからもらったのはこの金だ」と言うから、ホテルのボーイも「それは10000ペソではない」と言うから、仕方なく10000ペソをまた渡した。明らかにこれは計画した客引きの手早いトリックにかかったのである。闇夜で11時という時間に、安い値段を示し、それから下りるときに紙幣のすり替えで19000ペソ支払わされたことになる。やはり乗ったタクシーにはタクシーの看板のついてないし、メーターもないのが乗ってみてわかった。
 タクシーについては、最初チリでホテルを移動するときも、運転手が3回も人に住所を聞いている。あとでわかったのは前のホテルからは直線にしたら歩いて10分ほどの場所だったことがわかり、場所を聞くのは行き止まりの道にはいり、公園を一周したことが後でわかった。そしてえらい距離を走ったことの経験がある。だからタクシーについては旅行者は防備しようがないなと。今日のタクシーは僕は絶対に間違って渡してない確信があるから、腹がたって寝られない。

by akinishi1122 | 2011-01-06 10:56 | 旅行

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