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再びのオックスフォード

ふたたびのオックスフォード(14)
07年7月22日(日)
朝食が8時45分というから、えらい遅いなと思う。リゾート地だから勤め人がいないからだろう。大方の人が老人で身なりも綺麗にしている。夜のパーチーに出るような服装の人達もいる。食事は卵の目玉焼き、ベーコン、ソーセージ、それに大豆を甘く味つかしたもの、パンをフライしてあるもの、魚の白身のフライなど皿いっぱいを持ってきてくれた。他にバイキングでの果物、ジュース、牛乳、トーストも、持ってきてくれた。僕には多すぎるくらいである。
イギリスの食事は下宿さいていると簡素だが、一概に下宿先の朝食が一般のイギリスの朝食と判断したら間違いだともいえると思う。
 昨日失くした帽子が落ちていないかと思いながら、昨日来た道を帰ることにした。だが見つからなかったので、駅の近くに丁度雑貨店があったので「Isle Wight」と正面に文字の入った濃紺の、落としたのに近い感じのを選んだ。(3・99£)
終着駅のShanklin を9時17分発、昨日の港駅Ryde 着9時40分だった。駅は7ツである。
昨日歩かなかった街だが、やはりこの島で一番の賑やかな様で、随分ホテルも建物も多いし、海に面したホテルは高級なのが多い。ここからイギリス本島のポーツマスの街並みが見える。そして丁度干潮だったのでずっと砂浜が広がり、水際までは遠いところで400mぐらいも汐が引いている。
 子供の乗る汽車が道の上を沿岸沿いに走っているから、それに沿って走った。左手に海を眺めなが随分走り、2k以上もある。これが対岸を見たり、右手には森林や公園などがあるから、リゾウトとしてはなかなかのものだ。気分も良い。
 僕は3kぐらい走ったところで、砂浜の水際まで自転車を押しながら出てみた。どうしても、海育ちだから海辺の石を起こしてみたくなる。日本の石の下にはたいてい蟹や海老などがいるものだが、ここには貝のサザエの小さいのがいるだけだった。これは魚の餌にしても魚が食いつかないのであまり上等でないものである。
 体調50cmぐらいの死んだフカが打ち寄せられていて、烏が2匹でつついているのに出会った。この干潮の時の砂浜は広大で満潮になるときは遊んでいれば 逃げ帰るのに怖い思いをするかもしれない。汐が追いかけてくるだろう。
遥かの対岸には点々とポーチマスから離れて点在している。「島に来た!」という気持ちを味合うことが出来た。「ホワイト島」とはこの砂浜の白から名付けられたのだろうか。
 僕の乗って来たのはゼット船だったから、高速で11時45分に発ち12時に着いた。他にもフェリーが出ているが、これを追い抜かすスピードである。フェリーは少し離れた港のようだった。
 どちらを向いて帰ろうかと考えたが、ロンドン行きが3つ続いて表示されているから、ロンドンといっても、色々もコースがあるらしい。だから一番早い列車に乗ることにした。12時17分発である。来た時のコースと違っていることを、暫くしてから気付く。見慣れない駅を通るから、隣の人に聞いて別のコースだと知る。
 ロンドンには2時半頃に着いた。ヲオータールーと言う駅で、昨年ヨーロッパからユーロ列車で帰りついたところで、ヨーロッパへの始発駅でもある。ここで駅の案内に僕のイギリスのBrit Rail パスとユーレルパスとどちらを使うのかと聞いたが、ボーバー海峡はイギリスとフランスのどちらの管轄になるのか聞きたかったのだが、混んできて聞き出すことができなかった。「何時のツのか?予約か?」というだけで、途中で打ち切られた。いずれだれかに確かめねばなるまいが、たいしたことでもないから、まあいいか。
 自転車でビッグベンへ向いて走ったら、15分ほどの距離だが今日は日曜日とあって、ビッグベンの対岸の水族館広場はえらい賑わいである。自転車は押して歩かねば、乗れない状態である。街頭の蝋人形や音楽家、芸人などがいっぱい。それを囲む人々である。
ビッベン・バッキンガム宮殿・ハイドパークなどを通ってパデントン駅についた。どうも遠周りしていた感じがする。次からは地図を見てバッキンガムから直通で来たほうが良いかもしれない。
 ホームステイに何か土産でも買おうかと思ったが、食べ物だとなんか今の食事に不満だから、催促ともとられたらいけないから、食事などは出される物を有り難くいただくのが、コミユニケーションがうまくいくかも知れないと判断して止めた。
駅はオックスフォード行きが4時42分と4時46分とがあるのだが、どちらが早く着くのだろう。若い女性に聞いたら「42分です」と断言するから、14番ホームに走った。念のために駅員に聞いたら、時刻表や表示テレビを調べてくれ、「10番ホーウムの46分が早く着く」と教えてくれたから、また慌てて引きかえし走った。やはり念には念をいれたことがよかった。急行だったことも解かり助かった。
 夕食時間は6時過ぎだから、気になって着いたら、マザーはソファーで横になり昼寝
しているから助かった。よほど電話をいれようかと思ったが、6時15分にこの状態だから7時ぐらいまでは許容時間内でいけるのかなと思う。
 夕食後芳子さん宅に行ったら和子さんと旅の打ち合わせの最中であった。芳子さんはなかなかはっきりした性格で、「私の質問に、貴方は応えるだけでいいの!」ずっと主導権を持って発言しているから、和子さんが、たまりかねた様に、「そんなに喧嘩ごしの言葉は使わないで下さい」とついに反応していたが、芳子さんにはその意味が通じないらしく、やはり同じ調子で会話が続いている。
何かセークスピア劇を観にいく時間の打ち合わせのようだった。
 僕が寄ったのはコンピューウターで僕のリムーバルデスクから写真を移しておいたが、僕の個人的な住所録などが入っているのを消すためだった。その用件がすんだから、すぐお暇した。

by akinishi1122 | 2010-09-23 10:37 | 旅行

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