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ノルウェー・ベルゲン

スカンジナビヤの旅(16)
ベルゲン・舘浩道さんに出会う 8月2日(土)
 朝から雨だ、7時に池畠君から起こしてくれと頼まれていたから起こすと、ぐっすり眠っていたようで、やはり疲れているようだ。僕に頼んだので緊張がとれて安心してるのだな、19歳だから、まだ寝かせてやりたい気になり、自分の息子のような気になる。
「大変お世話になりました」と挨拶して雨の中を出ていった。スウェーデンに行くそうだが、傘を待ってないらしいが、可哀想な気がする。
雨だからパソコンを打っていると10時になったら、掃除をするからホールを出てくれと来たので中止し。昨夜みつけた次のホテルに荷物を預け、インターネットカフェに行く。2日分の日記を送信。そこで昼食にする。
雨だから市内のバスに乗り終点まで観光の積もりで乗る。1回のキップに有効時間が打ち込んであり、1時間半まで乗り換えができると隣の婦人が教えてくれた。観光バスに乗ることの代用ができるなと2回のりかえた。小さい街だからこれで端から端まで見た勘定になる。
明日の列車での旅の予約をしたが、僕がパンフを示したところは列車からバスに乗り換えねばならないらしい。バスの券と時間割りをもらったが、ホテルは探さねばならない。
食堂で寿司を食べていて、女性がいたので話かけたらオーストラリヤのベルンかららしい。薬剤師で30歳だが今年の2月に日本に行ったという。
夕食は寿司とラーメン、ビールで済まし、シャワーを浴びて8時にベットについて暫くしたら、僕の下の人が、あなたの物ではないですか?と身振りで僕の歯ブラシを見せてくれた。見るとどうも日本人らしい。「日本人ではないですか?」と英語で聞いたら「そうです」と話だした。年齢は僕と似たようで、自転車で旅をしているという。それも日本から持ってきた自転車だ。年齢は昭和12年生まれというから、僕とかわらないのに凄い人がいるものだ。僕は2階のベッド、この人とは立ったままの話しだったから、飲みながらでもお話きかせてくださいとなり、このホテルのレストランで話をきくことになった。
もう何回か自転車の旅を続けていられるそうで、今回の25日の旅の中で個人の家に泊めてもらったのが9回という。僕も究極の旅は現地の個人との付き合いができたらいいな、とかねがね思っていたので、そのことを現実に実行されている人がここにいることに感動してしまった。
個人の付き合いの組織も世界にあるらしい、そのメンバーでもある。名前は舘(タチ)浩道さんという。ホームページ「リタイヤーは自転車に乗って」と出してあるから、各方面から講演の依頼やマスコミからの取材も多いらしい。
それはそうだろうと思う、こんな豊かな人生を憧れている人も多いだろうし、僕も是非お付き合いいただき、いろいろ教えてもらいたい気になってきた。
今回の旅の最大の収穫になりそうだ。日本語で話てるもんだから、隣にいた50くらいの婦人が日本語で話しかけてきて、また話題がその人も交えた会話になってきた。そして舘さんが外人に日本語を教えたりしているから、日本に是非行きたいとまで発展していった。彼女は日本に来たことはないのに、たどたどしくはあるが日本語が喋れるのは何故だろう。先生もいないが、カセットで覚えたという。
舘さんには次々に友達の輪がふえるものだ。明日4時半にタクシーで空港まで行くらしいから。僕も起きて見送ることにした。

by akinishi1122 | 2010-09-14 05:43 | 旅行

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