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ノルウエー・ヒルケネス

 スカンジナビヤの旅(10)
IVANOからノールウェー・ヒルケネス(Kirkenes)へ7月27日(日)
ペンション7:15→タクシーでバス停→IVANO発8:00→ノルウェー・ヒルケナス・の港11:15 歩いて街を1時間散歩、ロシヤのコケシ買う、12:45ベルゲン(Bergen)へ11、034(56700円)
 ペンションでは、白夜というか一晩中明るく、太陽があるわけではないが明るく曇った感じである。太陽は見えないが、1時半に目覚めても外の明かりで本が読めるぐらいである。夜になったら、車や単車で来た人がいるから、道路に案内や旅行地図などには表示されているペンションなのであろう。20台ぐらい来ていた。なかには、テントを張って泊まっている人もいる。
「7時に車を呼んでバス停まで行きなさい」と言っていたから事務所に行っみた。すると朝9:00~夜11:00と表示されているではないか。誰も居ないし、呼びリンも無い。僕にしたら宿泊代も払わねばならないのに、そんなだったら、昨日言ってくれたら支払いは済ませていたのにと思う。それなのに僕が昨日支払うと言ったら、明日でいい、と彼女もすっかり忘れていたのであろう。ここに送ってくれた先日のタクシーの電話番号をに掛けてみたが、別の受けうけが出て、「あなたは何処から掛けているのか」と言うのだが、僕はペンションとだけしかこの正式の名前を知らないから、「森の中のペンション」といううのだが、相手はわからないという。時間はもうとっくに7時をまわっているし、8時のバスの時間がきになって気が気でならない。だれか人を」探すのだが、誰も原野の中にはいない。だかrもう一度部屋に帰ってみたら、隣の部屋の婦人が歯磨きに起きてきたところだったので、もうすがる思いで、僕の電話でタクシーを呼んでまらえないか、と旅のんだ。ここの場所もかのk彼女だったら知っているからやっと来てくれた。僕は部屋代の35ユーロの2日分70をことずけ、鍵もことずけた。
このペンションも人を信用するというか、ぬけていおるというか、若し僕が悪意を持った人間であれば損をするところである。この国の人はそんな人はいないのだろうか。僕もこんな人間に合うから世界の一人旅に魅せられているのだが。この隣の婦人も気持ちよくいろいろ頼みを引き受けてくれたが、お金と鍵をペンションに
渡してくれる人の」ように見えた。
タクシーのドライバーは女性であった。約15分走ったところが、ノルエウエーのヒルケネス港へ行くバス停である。20分ほど前に着いたが事務所は開いていない。国際線にしたら寂しいもので、僕しかいない。暫くして女子学生が、家族に送られて来ただけだ。彼女は別の方向に行くらしく、14歳で日本式だと中学生である。英語も喋るから時間まで話すことができた。夏休みが6週間あるというから遊びに行くところである。フインランドは世界一学力が高いから、さぞ勉強もたくさんするのだろうと思ったが、宿題は無いという。だから自分の好きなことを自由に出来るから、バイオリンとかスポーツを楽しむのだそうだ。そして次にはイギリスに渡って学校に進学したいとのことである。クラスは20人というから、そんな環境だから世界一の学力が生まれるのだろう。14歳とは思えないしっかりした考えを話してくれた。自分がやりたいことを一生懸命できるから、みんなが打ち込めるのであろう。それは少人数のクラスだからできることだと思う。
可愛い娘だが僕より背が高い。そして感じがよかった。写真を撮り、土産もプレゼントしておいたし、アドレスも聞いて写真を送ることにした。
8時にバスに乗ったら先には2人だけしか乗っていなかった。「ノウルエーに行きたい」と言ったら、終点がヒルケネスで、42.5ユーロだった。先の2人の乗客は20分ほどしたら下車したから僕一人になった。湖がいたる所にあり、白樺の林に平野もあるのだが、牧場が無いのは不思議である。途中で1匹のトナカイが道端で見かけたがそれ以外は自然の動物にもあわない。これだけ緑が豊かなのだから、放牧したら財政がもっと豊かになると思うのだが、そんなにしてまで稼ぐこともないのだろうか。人口が520万というから大阪よりも少ない国である。人家もすくない。あるのは湖のほとりにぽつぽつとだ。
途中で4人家族らしい人が乗ってきたがまた暫くしたら降りたので、3時間のバス僕一人のために走ってくれる旅ことになる。
何時ごろ国境を越えたのか全くわからず、しかも検問もないのである。バスの運転手も、時々停車するたびにコーヒーなど飲んで、15分後発つ、とか5分後にでるとか僕だけのために説明してくれる。だからそのたびに外に出て景色を撮ることができる。
11時15分にノルウエーの大西洋側の最北端の街KIrukenesについた。
ここはロシヤとの国境まで7キロほどだという。豪華な客船がもう着いていた。バスにたった一人だったが、客船から沢山降りてきたから帰りは大分乗るだろうから、僕も運転手にたいしてなんか救われた気になる。
ノルウェーのベルゲンからここで終点で、引き返すらしい。大分降りたのだが乗ってきてそのまま引き返す客もあるようだ。「折り返し観光チケット」が出ているほどだから往復の人たちなのだろうか。
1時出帆ということだから、荷物を船に置いて散歩に出た。港には蟹船であろうか数隻が停泊している。漁港のようだ。ノルエーに入国したのだが、パスポートの検査も何もない。
見たところ大きな街でもなさそいうだから、泊まることはやめて船に戻ることにした。街の中心の案内所で地図を貰い歩いていると先の大戦でドイツがここに爆撃したというのだから、ヒトラーはヨーロッパ中を敵に回して戦っていたのだ。その爆撃に備え、防空壕が掘られていたから、人的な被害は殆どなかったという。その防空壕がいまでも 
保存されていている。なるほど日本で我々が掘った壕とは段違いの大きさだし、空から見たら小山みたいに見えるほど大きい。まるで奈良の橿原の古墳のようだ。これでは、当時の飛行機では見分けが出来なくて助かったということがわかる。
今日は日曜日だから店は休みだが、案内所にロシヤ民芸のコケシが売っている。僕が20年前にソビエト旅行した時に買ったコケシ人形がきあらちゃんとまなちゃんが好んで取り合いになって遊んでいるから、2つ買うことにした。カードで買った。250の2つ500クローネだった。100円が42クローネだから2100円ということは、大変安いと思う。大コケシの中にたしか5つぐらいの小コケシが次々に入っているのだから。
船のチケットは、ここからBerugenまで6日間だが日本円にすると、56700円ということになるこれをカードのクローネ価格で支払った。個室でシャワー、トイレ、テレビ、冷蔵庫、ベッド、机、ソファーそれに電灯も沢山ある高級ホテルといったところだ。
早速佳子に電話で知らせら「それは良かったね、安心できる」とのことだ。喜んでくれている。「信顕が誘ってくれた四万十川へのキャンプには行かなかった」とのことで、やはり遠距離は体を気にかけてのことだろう。
乗客は1000人ぐらいであろうか。なのに日本人は見掛けない。船は楽だから、老人の二人連が多い。そしてそのどちらかが杖をついたり、車椅子だったりである。それができるのもやはり船だからだ。なんの不自由もなく景色が見渡せるのもよい。大西洋だから、海は荒れるかもしれないが、なにぶん長さ150m、高さビルの10階ぐらいの大きさだから揺れはあまり感じられない。島々の岩を観ると白波が立っていつから大波には違いない。岸だけを見ながらの旅かと思っていたが沢山の島々である。それに人家が少ないから岩と緑、白い鳥などが群をなして休む姿が美しい。
ゆっくりした旅はやはり船だろう。佳子もこれだと来れないことはないように思う。体調が回復したら是非ここにつれて来たいと思う。
レストランが各階にある。しかも豪華だ。8階の外にはプール、露天風呂もある。風呂は混浴だが水着のままの入浴だから、プールに入っている感じだ。
暫く眠っている間に一つの港を過ぎてしまっていた。合計35の港に泊まるようだ。交通と観光を兼ねたことになる。目算だと2500キロぐらいの航路ではないだろうか。まあ日本からヴェトナムまでぐらいの距離と思っている。

by akinishi1122 | 2010-09-07 07:24 | 旅行

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