タスマニヤ地方

オーストラリヤ 2007年3月18(日)タスマニヤ観光
朝目覚めたら2時半で、一人しかいないので日記を書きはじめたら、白人が入ってきた。ヒッピーのような髪ボウボウ顎髭もいっぱいで、目のあたりだけが空いている。アルコールの匂いがぷんぷんだ。気持ちが悪くなった。ところが、愛想がよく、日本人ですか?日本のどこですか。私は日本の友達がいっぱいいます。と次々に名前を云うのだが、分かるはずがないではないか。5名ぐらい言い、僕の名前まで聞いてくる。僕の旅の目的を話すと、自分の家族がここから4・50分のところにいるから、明日家に遊びに来ないかか?という。ただ同室だというだけなのに、こんな話は気味がわるい。
「あなたはどんな仕事をしているのですか?」と訊いたら、2年前まで銀行員だったが、自分の性にあわないから辞めた、今は企業相手にコンサルタントをやっている、という。胸にある刺青を見せてくれ、「城」という日本の漢字を刻んでいるのを見せてくれた。式場秀三郎の日本テレビを昨夜観たという。「あなたは今から休むところだろうから、早く休んだらどうですか」と言ったら「自分は今から夕食だからあなたもこのハンバーガーを食べなさい」という。「あなたの歳でエベレストに登るなんて尊敬するな」といって日本式に頭を下げ握手を求めてくれた。なんか白人が礼をするのは滑稽であるが、嬉しいものでもある。42歳というが身なりがそんなんだから、まだ警戒心が先にたつ。
彼を寝かせて応接室で日記を書く。仕上げたのが4時だったから夜はやはり冷える。持っている肌着、下着、ズボンを着ているがまだ寒い。だからベッドに戻りそっと寝る。
朝が早いから寝過ごさないように、辻岡靖仁の「経済発展史」のカセットを暗闇で興味深く聴いた。人間の集落は部族間が争ったから、相手を皆殺しにしたが、一人の労働がたくさんの富を作りだす技術が発展しだしたら、奴隷にし、生産に従事させた。次に何千年かすると、奴隷は意欲を待たないから、農奴に切り替え、土地から離れなくても、余分の収穫があれば、自分の物になるから奴隷の時よりも意欲が湧く。段々工夫して、技術も進むから、それに照応した社会、小作制度にかわってきた。小作制度は技術の発展を促し、促進し農業を離れて、手工業も発展することになった。次第に農業と工業が分離したり商業も生まれてきたという。これが資本主義への流れであった。こんなことが語られている。
8時になりカウンターが開いたので、帰るためのリムジンバスを頼んだ。5時45分に町のインフォメイションで待つように指定してくれた。これで今日のツアーも4時半で終わるから、ゆっくり間に合うとバスに乗り込んだ。北爪氏と一緒だ。
今日のツアーは11人だ。女性のドライバーに僕は一番前、すぐ後ろに北爪氏その横がフイランスから来た若い夫婦。盲目の婦人を連れた30代の人。奥さんはずっと杖をついている、主人がずっと手を引いているが、説明だけで風景は自分で想像するのだろうが、われわれと違ってやはりヘレンケラーのように自然を観る心があるのだろう。
一人121ドル払って参加するのだから夫婦愛をずっと見せてもらった。
途中で一緒に撮った婦人は何処からかと訊いたらフランスのボルドーだということだ。ボルドー大学学長という。堂々とした体格と動きがやはり重々しい。
「ボルドーといえばワインの産地でしょう?」と云ったら「輸出も多いし美味しいのができる」と言っている。
ナショナルパークでRussell  Fall瀧がメインで串のような瀧で段々と4・5段で作った瀧のように絶え間ないという。雨が降らくてもずっと切れることがなく流れというから、森林の奥が深いのであろう。
森林は高い木が90mもあり根元の株が直径20mもある。屋久島の千年杉を思わせる密林である。だが屋久島はどの歴史はなく火災で焼けたのが400年前だというから、最長で400年である。こんな大木だが堅さは屋久島杉には及ばないだろう。
だけど奈良の大仏殿の大黒柱にできるようなのが数多くある。それぐらい真っ直ぐ伸びている。シダのようなのが根元にあるから、熱帯林かと訊いたら違うらしい。
動物園にも行った。カモノハシという変わった動物の生態を初めて知った。卵を産みそれが孵化すると子どもに乳をやるという哺乳類でありながら卵を産むと初めてしった。川の岸の方にいるから餌をやるのを待つのかなと思ったら暫らくすると姿を現すからここに住みついているのだろう。嘴は鴨の口のように平らべったい。これは写真では見たことがあるが、自然のは、はじめてだ。
バスで走っていると、道に動物が車にひからているのが2.3㌔おきぐらいにある。それをカラスが食べにきている。狸かなと思ったらカンガルーに一種で狸ぐらいの大きさだ。色も狸に似ている。夜行性だからライトに向かってちかずき、ひかれるらしい。ニュージランドでは兎がもっと沢山ひかれていたが、あれとは性質が違うらしい。兎は道路横断だがカンガルーは積極的に車にちかずいてくるらしい。車のフロントにカンガール除けのガードパイプが取り付けたあるのが多いのはそのためらしい。
ここタスマニヤは3日間ツアーバスに乗ったが北海道に近いくらい大きさだから、ほんの一部でしかなかったが、一応これで終わった。
北爪氏と夕食をとり、彼が僕を見送るといって空港行きのバスが来るまで一緒にいてくれた。この人は僕の考えの先を実行している人だから今後もつきあって参考にさせてもらいたい人だ。

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by akinishi1122 | 2010-07-17 09:52 | 旅行 | Comments(0)

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