ポーツマス

ふたたびのオックスフォード(9)
7月17日(火)ポーツマス
登校したらMRCの大谷さんから、ホムページへの建設トラブルの相談があったのを転送してきたから、授業の始まる前に回答しておいた。返事の中に「日本は暑い盛りでしょうね、こちらは朝は肌寒いぐらいです。体に気をつけてください」と添え書きしておいた。
イタリアの一人の女性が帰国したのか昨日、今日といない。僕の次に年配だった30歳ぐらいの人だった。ヨーロッパ人は英語になれているから短期間が多いようだ。サウジとドバイの青年は英語を習得して、大学まで進むというからドバイの眉の濃い青年は10年ここで勉強しオックスフォード大学で法律を学ぶのが目的である。サウジの学生は5年間いてやはり大学まで進むらしい。いずれも石油の国だから金持ちが多いのだ。
アラビック、ポーランド、中国、イタリー、スペイン、スイスの学生のそれぞれの朝の挨拶を教えてもらった。また女性教師はポルトガルらしい。明日から、朝の挨拶はそれぞれの国の言葉にしたいと思う。やはり、国の言葉で話されたら親しくなるものだ。ドバイの青年は日本人の挨拶の言葉を「モシモシ、モシモシ」と思っているらしく僕にもそう挨拶してくる。
昼食は校内の販売店が2階に開設されるから、ハンバーガー、ジュース、バナナなどで済ますが、ハンバーガーがなかなか美味いし、安い、大体3,8£である。
今朝、家を出るとき、「帰宅が遅くなる、9時までには帰る予定だから夕飯は結構です、とマザーに伝えてくれ」とJimに頼んででた。マザーは6時過ぎには家をでているから、朝は僕一人で食事をする。
午後から、名前の馴染みのあるポーツマスに行く積もりでいる。高校の教科書に「ポーツマス条約」というのがあったから日本にも関係があるのかもしれない。内容は覚えていないが、兎に角行ってみることにする。
オックスフォードからReadinng→そしてCuildfordで乗り換え15時45分に着く。Cuildford駅待合室で65歳の婦人と30分の待ち時間に話しする。主人は海軍に勤めていて60歳で退職、年金生活だが、自分は絵の先生をしていて日本人の生徒もいたが今でも文通していると親日家である。美人で感じのいいかたであった。僕については「奥さんがよく長期留学を許してくれますね」と言うから「毎日のように連絡をしていますし、子供たちが二人留学の経験があるからあまり心配してないようです」と言っておいた。「自分の夫は68歳だが貴方みたいに元気でない」とビックリしていた。
列車の中で隣あわせた老夫婦は僕が分かろうが分かるまいが列車の事情を説明してくれ、ずっと喋りっぱなしだった。こんな早口で喋られたらさっぱり解からないが「ポーツマス条約」というのを知っていますか?」と聞いても「知らない」というのだが、日本と現地では重要の度合いが違うのだろう。
昨年のアウシュビッツを訪ねたときも同じような反応を体験した記憶がある。
「ポーツマスからの帰りはロンドンにでてオックスフォードに帰ったほうがいいのではないか」と助言してくれたが、ロンドンの終着駅が、僕の乗るパデントン駅とは離れているから、そこからの乗り換えのことをこの人は知らないから。その点だったら僕のほうがよくわかっていた。だが親切にしてくれるから聞くだけは聞く感謝の気持ちで応対した。そしてこの老人は自分の時刻表をプレゼントしてくれた。これで帰るための時間も調べられ、ポーツマスで1時間半の観光をしたら帰宅が大体9時ごろになることも解かった。
ポーツマスでは市の中央駅に下車した。やはり貿易や交通が世界との窓口ということが感じられる。古風な交易に関する建物が点在するのは、神戸に似た倉庫や税関などがあるためだろう。
港まで出るまで15分ぐらいかかったが、さすが大きな港である。目につくのが展望塔で150mぐらいの高さだろうか。近代的な設計で全体が白で、エッフェル塔とはデザインも色も違いアート芸術といった感じだから、おそらくそんなに歴史は無いのかもしれない。
見せるためのエレベーターから展望できるようにサービスがある。ここに登る料金は5,5£、僕は60歳以上の割引料金にしてくれた。(僕みたいな外国人にも適用してくれた)
ここから眺める景色は港の突堤に立っているため全市が観れるからよかった。シドニーの景色とよく似ている。賑やかでもあるし、ヨットがたくさん繋がれ、大型フェリーも頻繁に行き来している。最端の駅はポーツマスNOthe でホームが海に足が立っている。
ここを17時14分に乗る。途中長かったから、俳句を詠んだ。

乗りあわす婦人日本の扇子持ち          Guildford駅
絵の先生で日本人の生徒がいるという
厄介な発音に会い夏の旅             portsmouth駅
ぺらぺらと喋る老夫妻の親切な教え
この駅もやはり眩しき乳房かな          Haslemer  駅
飛行雲併走してくれリーデング          Readinngu 駅
青空に二本の飛行雲が列車と一緒に
赤牛は別の世界の朝の凪
乳牛とは柵で区別されている
桃残りバッグの地図が糊となり
赤シャツの駅長の顔も赤くなり           Earley駅
黒肌の向かいのホームの日陰かな          Earley駅
黒人家族も日陰にはいる
老眼鏡青空の中に磨きけり            Earley駅

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by akinishi1122 | 2010-07-16 20:10 | 旅行 | Comments(0)

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