ブカレスト

ヨーロッパかけある記(61)
9月11日(水)ブカレスト
朝3時頃目覚めた。予定では、7時9分に乗る積もりだったが、もう一つ早い6時9分発に変更した。早ければ次の街でゆとりが出ると思ったからだ。朝食のパン、紅茶が食堂に残っていたから、それで済ます。三宅君が起きてきて、「日本人の2人が今日ブルガリヤに行くから、ノブさんのブルガリヤ貨幣をルーマニヤ銭でチエンジしてもいいですよ、と言ってますから、僕がドルを持っているのと交換してチエンジしてあげますよ」といってくれた。ブルガリヤ貨幣はどこでも交換できないから、彼が話しをしてくれ、助かった。205ダーツあったから、半額相当で良いといって、交換してもらった。
これで、使い物にならなかった金が、少々たしになる。「何から何まで世話になり、有り難う」といって、彼とも別れた。
6時9分発に乗ったら、6人部屋車両で、30歳ぐらいの子供を2人連れた女性が入ってきた。外はまだ暗い。子供にバナナを食べさせ、眠いのに、起こしている。荷物は僕の半分ぐらいしか持っていない。上の子が4歳、下が1歳というから、荷物も沢山は持てないのだろう。暫くしたら、親子3人とも眠ってしまった。子供たちは、眠っていたら、風邪でもひいたらいけないから、僕のジャンバーを掛けてやった。丁度、家の、きあらちゃんとまなちゃんぐらいの歳だから可愛い。母親は全く英語が通じないが、僕が子供に日本の鈴をプレゼントしたら、心が通じて、親しみの表情がでてきた。僕の降りる駅の地図を見せたら、僕よりまだ遠く行くらしい。「僕の降りる駅は、乗り換えの必要はないか?」と聞いたら、僕のメモを持ってルーマニア人の所に聞きに行ってくれた。また、自分たちが朝食に持っていたパンとハムを僕に食べなさい。といってくれた。親しくなるために、その好意を受けることにした。大きなハムであった。お礼に、彼女に日本製の手提げ袋をプレゼントしたら、涙ぐんで喜んでくれた。僕が先に下車するために子供たちにバイバイと言ったら、下の子供が泣きだしてくれた。そんなにまで、心が伝わる間柄になっていて、僕も涙が出そうになった。
10時37分着。彼女たちと一緒だったのが、4時間半だったが、忘れられない良い旅だった。
この街は、古い街だが、ユスホステルを予約できたからの下車だった。ホームに、白人の青年カップルがいたので、おそらく、YHAホテルだろうと思い聞いたら、YHAだとのことだから、連れてもらうことにした。駅前は建物は少なく、20分ぐらい彼らについていき、彼らも初めてだが、地図を見て歩いている。丘の上の石畳の狭い階段道である。二人とは別に僕は一人部屋を頼んだ。案内してくれた部屋が100ルーマニア円だという。僕のbook
に出てたのとえらい違いだから、すぐ近くに30ルーマニア円があって、一人部屋だと50といったが、そこに決めた。部屋は小さいが、コンピューターが自由に使える。
 この街は昔の首都だったらしい。それなりに品格がある。重々しいが、人口も少ないし、田舎街となっている。だが、ホテルから、街へ下ってみると、子供が、汚れた服装で、金をねだりにくる。道路工事の最中で、労働者が地方から集ってきているようだ。50人ぐらいが仕事を探している風だ。
街の公園で日本人女性をみかけた。夫が韓国の芸術家で、仏像美術を書いていて、宗教の勉強のためにこんな古風な街に来たのだという。ひとあたり、町を歩いた後に、山の上の屋根のある階段を300で段ほど登る。1600年代に出来た木造の屋根つき階段である。丁度奈良の長谷寺の階段のようで、風格がある。この丘に3ツの教会があり、下の街には、美しくて、壁がシックイ塗りで、丸みをおびて、宗派が違っているような、ギリシャ正教風の教会も共存している。
雨が降り出したので、急いで丘のYHホテルまで帰る。このホテルには、レストランが半地下にあり、日本語のできるパソコンがあるという。2週間ぶぶりでやっとパソコンで、8月23日までの日記通信を送信した。メールが、オックスフォードの芳子さんから来ていて、「ロンドン大學のローラ教授が僕のスーツケースを、確かに預りにきてくれました」僕のことも、話題になり、「9月28日に会うのを楽しみに待っている」ということだ。また、奈良の浅田さん、佐々岡さん(小学の先生)がオックスフォード時代の写真の交換会をして、僕のことも話題になった、という。奈央さんからは、「大學の助手の先輩が、妊娠して休んでいるから、自分が助手の仕事を一手にやらざるを得なくなった」ことを知らせてきた。
 夕食は、このホテルのレストランで、スパゲチーを食べた。面白いのは、メニユーにグラムを表示してあるので、12とある一番高いのにしたら、高いのは分量が多過ぎて食べの残してしまった。

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by akinishi1122 | 2010-07-12 09:46 | 旅行 | Comments(0)

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