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中南米の旅

(34)2010年3月19日 ボゴタ市内
昼食に「ARIGATOU」に行き、昼食メニューを見たら、「うどんとおにぎり定食」というのがあった。昼は近所の勤め人が結構来ていて8割ぐらいの席が詰まって、繁盛している。だが期待していた日本人は誰もきていない。でも日本料理をこれだけ食べに来るというのは、たいしたものだと嬉しくなった。昼食は一万ペソで500円ぐらいだがてんぷらうどんにおにぎり二つでなかなか美味しい。
ここで両替の銀行を教えてもらい、手持ちの現金が少なくなったので10分ぐらいだった。すると窓口の女性が全く僕の英語に対して返事するのがスペイン語だけで、事務的である。今は駄目だということだけはわかる。そしてメモに24、00とpm7,00と書いてくれる。僕はこのメモを24時間と読み、pm7,00を夜の7時と解釈した。そんなことでは、明日、新井氏にガイドしてもらうし、手持ちの現金ではとても心もとない。ATM機で現金化することに挑戦してみた。VIASカードだがうまくいかない。これもスペイン語での説明で要領がつかめない。並んでいた若い女性に引き出し方を聞くのだがどうもうまくいかない。困ってホテルに帰り、マスターに両替えできなかつたと話したら、「あの銀行の近くの普通の店でも両替してくれる店があるから」と言ってメモを書いてくれた。だから再度出かけてみると、今度は男性がいる。結局さっきの女性は自分が食事の時間で席を立つところだったので、出来ないといったのだった。そして、24,00というのはユーロとペソとの交換レートのことで、pm7,00というのは昨日七時現在の交換での基準時間であったことがわかった。
あとで辿ってみれば、なんだそんなことだったのかと分かったが一人旅の笑ってしまう失敗であった。
その後、大きな交差点にある喫茶店に入り、窓際の席から外を観察してみようと見ていると、人々の動きが実に面白い。自分が歩いていると気付かないことがいっぱいだ。綺麗な二人の婦人が外の椅子に掛け、書類を整理して、口紅をひきなおし、何にも取らずに店の椅子だけ利用してそそくさと逃げるように去っていく。また長い間喋りテーブルにいっぱい残したままたつひと。道路を歩く人でゆっくり歩く人もいない。大きな交差点ではやはり目的がある人ばかりだな、と思う。人間というのは全てそれぞれ目的を持って、この交差点を通過しているのだな、一人ひとり皆の今の時点でどんな目的で歩いているのかを聞いてみたらそれだけでドラマができるのではないかと、自分が目的がなくて座っていると面白い想像ができるものだと気付いた。
また単車に乗る人がみんな大きな背番号(マラソン選手のゼッケンのような大きさ)をつけて乗っている。止まっているところで番号を読んでみると単車の番号と同一である。そして二人乗りで後ろに乗っている人も単車と同じ背番号を掛けている。なるほどこれは事故を起こしたとき判別するには良い方法だなと理解できる。この喫茶店ではフルーツセットを食べたが、土井先生の昨日のメールにコーヒーがコロンビヤは有名だからその作り方がどんなものか?と関心をしめされていたから、そのことを調べてみようと言う気になった。幸いに僕の世話をしてくれる新井氏の事務所が近くだったから、寄りそのことを話すと、ここから100mも行ったところに、この国のコーヒー協会の本部があり、そこの会長の店でこの国では一番有名な店がすぐそばにあるから案内しましょう。と言ってくれた。仕事中なのに、席を立って案内してくれた。行ってみるとコーヒー協会は10階ぐらいのビルを持っていて、UCCコーヒーの会長などもこの会員だそうだ。
そのビルの斜目向かいの交差点の角に大きなコーヒー専門店で、外にもテントを張り、椅子、テーブルが並んでいてなかなかの繁盛ぶりである。新井氏の話によるとたくさんの種類のコーヒーだから僕だけでは無理だろうと選ぶのに付添できてくれたそうである。僕はコーヒーについて全く無頓着な人間だから、土井先生の期待にお応えできる味や作り方はわからないが、世界一の本場の本部本店にこれたという報告ができてうれしい。
なるほど、栽培現場は作業員がそのコーヒーの豆を一粒ずつ手で選定して摘み取る写真が壁に展示してある。
コーヒーの好きな人はその選別された豆の味も分かるのだろうな、と思いながらみた。
なるほど僕にも美味しいように思う。この会社のブランドはJuan  Vablez  Café(ファン・バルデス)というらしい。
コーヒーの作り方などのカウンターの内部を撮ろうとしたら、禁止されたので、残念だった。
ホテルに帰ったら、佳子から電話メールが来ていて、きあらちゃんの誕生日は24日だと知らせてきたので、お祝の文章を書いた。僕が帰る時はもう3年になっている。囲碁の教室には連れてもらっているだろうか。
誕生日はもうブラジルにいるから、パソコンが使えるうちにお祝いの手紙を送らねばならない。

by akinishi1122 | 2010-04-24 06:00 | 旅行

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