中南米の旅 ころんびあ、」ボゴタ

(29)2010年3月14日(日)日本人ガイドさんが市内観光案内
9時半にアンデス・ツアーの日本人の新井さんが市内観光案内のためにホテルに迎えにきてくれた。先ず、昨日一人で乗ったトランスミレニオという2連バスに乗る。今日は日曜というから、バスは空いている。老人の席は空いていて、僕に座れと新井さんが勧めてくれた。日本でもまだ自分は若い気持ちでいるから、席を譲ってもらうことがないが、こちらは、空けてあるのである。あんまり老人扱いされたくないから少しを年意識させられたようなおかしな気持になった。
昨日来た終点で下車した。やはりそこが一番の賑やかなところらしい。昨日やめた登山のためのモンセラーテの丘のケーブルカーまではバスに乗らねば上り坂である。このケーブルは3160mぐらいまで登るらしい。僕は、身軽に半袖を着てきたが、そんなに寒くは無いと新井さんはいう。なるほど降りてくる人も半袖の人もいる。
沢山並んでいる中で、明らかに日本人だとおぼしき人がいたので訊いてみると、ペルー人で両親が沖縄だが自分は沖縄は知らないとのことだし、日本語も上手にできない。
急勾配で800mぐらい登ったら、さすがに足がふらつく、酸素がうすくなっているのがわかる。でも寒くないから不思議だ。ここから、ボゴタの700万の人口の街が180度くらい見渡せる。晴れているから、全てがカメラに収められた。盆地になった外輪山の中に東京都ぐらいの広さがあるという。屋根瓦が黄レンガ色である。ちょうどイタリヤのフィレンチエの丘から眺める色をしているのが旧市街だ。新市街はやはり20階ぐらいのビルが20ぐらいはある。
でも旧市街は改造が許可されてないのか、新しく出来たビルは無いようだ。
眺めは素晴らしい。僕らの山の後ろには外輪山が遠くで取り巻いている。頂上におおきな教会があり、今日は日曜日とあって1000人ばかりのミサと牧師の話がされている。
日本人の観光客で14人で来たという有馬道夫さという人とあった。コロンビヤだけの目的できたというから珍しい。(メール別記)昭和14年生まれで、旅のホムページ(花の国久里浜)に旅行記を載せていられるらしい。そしてそれを本にしているから、見てくださいとのことだ。本を1冊で残すのであれば、1万5千円でも出来ると教えていただいた。
そこを降りて旧市街まで歩いていくと、今日は国会議員の上下議員選挙投票日ということで、歴史博物館が投票所になっているため入館できない。その周囲はテープを張り、警察が自動小銃を持って物々しい警備だ。暫く歩くと、ボリーバル広場にでた。ボリーバルは1820年にスペインから独立した指導者の名前をとって称えた広場らしく、彼の馬に乗った銅像が建っている。独立して30年もしたらまたペルー、ベネゼーラスエズなどが分離独立したというが、この最初の独立の指導者ということだ。
ここにはカテドラルという大聖教があり、国会議事堂、裁判所などが広場(500m平方)を囲んでいる。面白いのが、国会議事堂の壁に1mぐらいの蟻を1500匹貼り付けてある。どんな謂われがあるのか知らないが、気持ちいいものではない。だけども国の最高機関である建物に大量の蟻とは不思議だ。あまり評判がよくないので近く撤去されるというから、その前に観たことは貴重な記念になる。
またこの広場に入るのに今日はボデイーチエックがされた。それも今日の投票場所がこの広場に面した建物にあるからだ。これも面白いのが投票箱が外から見えるのである。そして30ばかりが並んで置かれていて、たしか町内ごとに、住民の名前が貼り出されていて、その名前と本人を確認する番号の名札を首からつるした顔写真と見比べて投票用紙を渡されている。投票用紙には候補者の顔写真が印刷されていて、その顔の乱にチエックするようである。上院、下院の両方が投票されていた。
その投票箱の前には自動小銃をもった警察がそれぞれ警戒している。こんな風景に出会うことはめったに無いことだ。これだけ厳重に警戒する理由はごく近年までゲリラと政府軍との交戦が頻発していたかららしい。ゲリラといっても思想犯でなく、麻薬を売買することへの反発ということで、身代金が目的だから、ヤクザ的な集団とみたほうが良いらしい。
だが政府はその武器がベネゼーラやキューバから供給されてるのではないかと疑っていて、それらの国とうまくいってないというのが、新井さんの説明であった。
国会議事堂のすぐ裏に大統領府がある。今日は衛兵の交代式日でちょうどその場にいあわせてよかった。200人ぐらいの軍楽隊である。
コロンビヤは新井さんも永住権を持っているが、社会保険は無いらしく、自分で保険会社と契約せねばならないという。だから将来の健康については自分が守るしかないというから、キューバと比較したら、国民は豊に見えていても格差があるようだ。道端に浮浪者は酔い潰れて寝ているのがキューバではみられなかったが、ここではあちこちで見かける。
たしかに、建物も自動車もはるかにキューバよりも良いが、国民の格差があることがひと目でわかる。犯罪や麻薬の取引に神経をとがらす政府も、貧富の格差を解決するのが、テロ対策には早道ではないだろうか。
また教育は小学中学は学費はいらないが、無料の定員が限られていて、それも順番待ちでしか入れない、しかも教育の質が劣るから、金に余裕のある人は私立の学校に入れるらしい。
だから金がある人でなければ教育が受けにくいとのことだ。
サラリーマンの大学初任給が日本円で3万ぐらいで、私立の小、中学、高校の授業料が三万というから、金持ちでなければ教育がうけにくいらしい。これでは治安が悪かったり、テロがいつまでも出るのはこのあたりに原因してるかもしれない。
今日の新井さんのガイド料は100米ドルというが、日本円だと9000円でいいとのことだった。だからコロンビヤの給料新卒者が3万というから、今日の9000円のガイド料は悪くないようだ。
昼食はコロンビヤの特徴の料理で、スープの中にトーモロコシ、鶏肉、ジャガイモ、卵などのゴッチャニであった。量が多くて半分以上残したが違和感はなかった。ビールは選挙中は販売できないのでコーラにしたが、2人で21000ペソだった。
夜、パソコンを開いたら、土井先生から「ヘミングウェー家に行くときのタクシーでの様子、のぶさんの人柄がにじみでて、臨場感をあじわえました。昨12日、日本経新聞に日本看護協会、内閣府主催のシンボジュームのパネリストとして登場し掲載されました、またキューバからの、のぶさんの報告で、日本人の働くことを重きにおいている社会が、も少し自分の生活を大切にしながら、良く仕事をする社会にならなければならないのが課題のように思えました」とあった。
俳句の会の淑子さんからは、「みなさんに信敏さんのキューバからの便りを紹介し、句会にはその中の5句を私が勝手でしたが出句させてもらいました。その外の句もみなさんにご披露して信敏さんの旅の様子を知ってもらい、皆さんの話題もその話題で楽しい句会になりました。もう桜の蕾がでかかっているし、今朝私の家の近くで鶯の初鳴を聴きました」。大塚さんは今回か欠席らしかったが、僕は大塚さんの句が好きだが、92歳なので体調を崩されていなければよいがと気になる。
選んでいただいた句は
入道雲カストロの顔二つ三つ       あき
知らぬ間に風邪癒えてをりハバナに入る  あき 淑子
紺碧の空が波へと色を染め        良美
メールでは言える労わり二月かな     茂子特選
降るがまま任せて濡れる椰子林      淑子

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by akinishi1122 | 2010-04-21 14:52 | 旅行 | Comments(0)

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