「強制」がなくても「集団自決」した娘たち
2008年 07月 13日
9条の大切さ
芸術院会員 詩人、作家、西武セゾン創業者 辻井 高
稚内に行きましたら、稚内の中央公園に9人の少女が自害した記念碑が立っていました。彼女たちは、大泊の電話交換手をやっていました。
しかし「戦争に負けたら男はみんな去勢され、女はみんな強姦される。とそうゆう教えかな、デマかな。それがもう行き渡っていた時代でした。
敗戦9日目か「いよいよ明日、ソ連兵が樺太へ上陸するらしい」ということを聞いて、大泊の電話交換所の少女たちが集団自決するわけです。
私はそうゆう事件があったことを、稚内へ行くまでは知らなかったんです。
これいろいろ誤解される怖れもあるんですが、彼女たちは「軍の強制」で死んだんじゃないんです。
しかし「強制されなくても自決した」ということは、「強制されたよりもっと恐いことじゃないか」と私は思うのです。
by akinishi1122 | 2008-07-13 23:12 | 九条の会