今日の一句
2015年 10月 13日
2015年7月の俳句
7月1日
八段と五段に勝利夏碁会 甲東園の囲碁会で八段と五段にいずれも中押し勝ちをおさめ
た
7月2日
夏帽子着た息子の禿頭 心境の変化なのか、息子が丸坊主にし、夏帽子てあらわれた
7月3日
餞別にスマートホンや夏の旅 22日からフランスの旅に出るのに最近のスマートホンを息子が餞別に用意してくれた
7月4日
ひっそりとした大梅雨のプールかな 大雨の今日はプールもひっそりとして生徒もパラパラである
7月5日
夏の旅おんぶにだっこで計画し 今度の旅は強行軍を避け一つのホテルに1週間ほどの滞在を子どもたちが計画してくれた
7月6日
戦争法8割反対夏嵐 国会は自民公明で審議されているが今日の毎日新聞の世論調査で80%が反対している
7月7日
七夕や順調ですよ孫懇談 4年生孫娘の個人懇談で「言うとありませんよ」と先生らの言葉だったとのこと
7月8日
に院長と青田を走る盛岡へ 滋賀県の1100床のある院長と東京、まで懇談しての旅
七月やポツダム宣言読まぬ安倍 安倍首相はポツダム宣言を無条件に受け入れて敗戦になった宣言を読んでいないという
7月9日
出席の度若返る夏総会 今年は同友会総会が盛岡であり出るたびに気持ちが若くなる
7月10日
新緑の城眼下なり囲碁の会 盛岡城のお堀新緑を見下ろしながらの第11回囲碁大会だった
7月11日
雲の峰盛岡の菓子孫の顔 卵のような盛岡の菓子を見て孫の顔を思いだしお土産に
7月12日
旅の本冷房強め合評会 文学阪神51号に掲載された僕を含めた4人の合評会は緊張するものである
7月13日
歯の治療冷房効きて鼾かな 歯科医院の寝台は心地よく程よい冷気で治療しながらイビキをかいていたらしい
7月14日
緊迫の戦争法や暑き夏 戦争する国にする法律が憲法違反を乗り越えて明日にも採決しようとしている
7月15日
暗黒の戦争前夜朝曇り 今日「安全保障法(戦争法」が全国民の反対80%を押し切って自民、公明で強行可した
7月16日
毎日が歴史の動く極暑かな 今日衆議院で戦争法が自民、公明だけで可決した、歴史の残る戦争のための法律、憲法違反の法律だ
7月17日
ずぶ濡れの台風の中旅支度 出発が近くなり医大病院と内科の薬をもらいに台風の中ずぶ濡れになってバイクで走る
7月18日
梅雨空や反戦兜太の文字の波 現代俳句協会名誉会長金子兜太の「アベ政治を許さない」のプラカードが全国1000カ所で掲げて集会デモが行われた
7月19日
アルコール弱くなり7月の誕生会 娘の誕生会をアジヤ料理店でやるがチューハイの一杯を飲み眠ってしまった
7月20日
内閣の支持率3割の晩夏かな 戦争法を強引に衆院で可決した安倍内閣は35%の支持で不支持が52%となる
7月21日
旅立やいつも賑やか夏深夜 どうしても家族全員の意見を述べあう準備になり深夜までかかってしまう
7月22日
梅雨のなきパリは爽やか日本晴れ 22日の午前11時分に日本を発ちパリはその日の午後4時半に着く、気温25度、空は日本晴れである
7月23日
ルーブルや庭の木陰に像 自転車でルーブルの広大な庭の像をじっくりと観てまわる
7月25日
麦の色泥に見え行くSNCF フランスの国鉄は新幹線並みの速さだ
7月30日
爽やかやピカソ館まで日本の娘 道で出会った日本人娘さんが道案内してくれた
画廊でのピカソ裸に心酔す ピカソ美術館で、彼の画廊での裸での制作に親しみを感じる
2015年8月の俳句
8月1日
毎日が35度ですよ妻電話 マルセーユが30度近いといえば日本は毎日35度との返事
8月2日
マルセイユ日陰を見つけ友創る マルセイユの街の半分がみわたせる丘の木陰でフランス青年のカップルと知り合いになり、俳句を送ることにした。
8月3日
休養や下痢には勝てず今朝の秋 昨日から少し疲れを感じていたが疲れで消化機能が弱ったのだろう
8月4日
旅に病み残る国々極暑という 下痢で体力を温存するために今日はホテルで休養したが、残る国々はまだ暑いという
8月5日
玉石の海岸埋める裸婦の客 玉石が続き、そこにはヨーロッパ中からのリゾート客が裸で埋めつくしている
8月6日
俳句詠む目的の人作り夏ニース ニースの海岸でイギリスの女性に俳句を送る約束ができ
8月7日
ミラノへは医師と通路の夏の旅 ゼノバから若きイタリヤ医師と通路で夏の旅で友人となる
8月8日
炎天下水だけ飲んだパビリオン ミラノ万博は日本館、炎天下での行列入場できず水だけ飲んで帰る
8月9日
10歳で見たきのこ雲今80歳 今日は長崎に原爆が投下された日、小学5年、10歳で天草まで爆音と、きのこ雲が見えた
8月10日
塔幾百紺碧の空を割りて立ち 教会ドーモは幾百の塔を紺碧の空に林立している
8月11日
8月や反戦争法へ野火の波 毎日全国で戦争反対ノデモや集会が日を増して拡大しているという
8月12日
鶏と母晩年の日ダビンチの画に 昨日ダビンチの絵の中に母の晩年に鶏と過ごした時のような絵にであった
8月13日
夏の水しぶきとなりて動く絵に ベルンの川の白いしぶきが動画をみるように美8月14日
湖にお伽の家と裸婦ヨット ルッエルンの湖上遊覧船でまわる、岸辺や山の中腹までお伽の国のような家、水辺には裸婦がヨットにのりだしている
8月15日
秋雨や列車で語る俳句かな 列車でベルンの婦人と知り合い俳句で交流の約束をする
8月16日
地には雨山には雪や旅の国 Berun は3日続きの雨だが、Matterには眩しいばかりの残雪である
8月17日
湖の水の明かりや少し寒む
Bernからの湖水が雨模様の空を明るくしているが、少し寒さも同じくらい与えてくれる
自然とは言葉はいらぬ秋の声
日本より一足先に秋の声をかけてくれているZurichの樹木も水も・・・
8月18日
ミユンヘン鴨が仲間に入れてくれ 運河のベンチで中食鴨が囲んでくれた一緒の昼
8月19日
群がりやビールの祖国秋の風 露店のテントの下で大のジョッキーで談笑する赤い顔のひとたち
8月20日
キリストが十字架背負い雲の中 ウルム教会のキリストの十字架像をみて、教会の記帳簿に記帳しておいた
8月21日
今日の秋ついに覗けずミユンヘン 日本人との語らいで窓の外の秋を忘れてミユンへに着いてしまった(蓮尾ご一家と)
8月22日
花畑ドイツ語だけのガイドかな ヌールンベルグには国際語の案内がなく花についてもドイツ語の説明を自分で解釈しながら
8月23日
麦終わる原野列車の囲碁対局 ミユンヘンからプラハの列車で韓国の家族と同室になり13歳の息子さんと囲碁の対局
只一言アンニョンハセムニカで友の秋 同じ列車で韓国語はアンニョムハセムニカで話しかけ、韓国の家族3人と6時間の楽しいプラハの列車
8月24日
世界一城独り占め今日の秋 僕には世界一がどんどんふえていく、毎日だ(プラハ)
8月25日
秋風も思い出のうち城と山 船の上はもう秋風であるが、これも景色のうちに入れておく(プラハ)
8月26日
群がりし蜜蜂と食う昼エルベ 全く未知のウスタ・ナド・ラべンで屋外での昼食に蜜蜂が群がってきた
8月27日
ドブチェクの「プラハの春」を後にする ドブテク首相が唱えタ「プラハ」の春を契機に民主化のチエコだった
8月28日
キムチ鍋人も韓国秋の雨 キムチの夕食がこれえ6日続いた、キムチは食欲がでる (韓国の弁護士からメールもきた)
8月29日
人波を離れ教会の秋を知る 今日は町全体が祭りで中心は人で溢れているが、教会はステンドグラスから秋の光が静に
8月30日
秋日和ピアニストと訪うベーベン ライン河をみながらベートーベンの里に着く
8月31日
名も知らぬ街に名をつけ秋の旅 名前も知らぬ街にきた自分の読み方で名前を付ける
毎日が教会の塔残暑かな どの町に来ても教会が必ず聳えている、残暑も思い出を残してくれる
堂々と背高泡立草気兼ねなく 日本では肩身の狭い草だがここでは堂々と気兼ねなく咲いている
収穫をされずの林檎たわわなり 庭に林檎がたわわになり家の景色となっている
初秋やありあまる教会旅の窓 列車ではどの集落にも教会が先に見えてくる
行く先も時間も知らぬ秋日和 気ままな旅、どこにいくのか、何時間で行くのか決めない秋日和である
自動車の100台も乗る秋列車 田舎への荷物列車が100台も載せて秋日の谷を走る
岩山の狭き畑の葡萄かな 日当たりを探し葡萄が輝いている
スーパー旗翻る葡萄畑 葡萄畑ニスーパーの旗が立てられもう近くに店があるのだろう
八月やドンコー列車一人旅 ドンコー列車からは生活が見えて旅の味がでるものだ
背丈ほどに刈りこまれたる葡萄畑 収穫に都合よく背丈ほどに揃えられた葡萄の畑である
2015年9月の俳句
9月1日
枯葉散る昨日の朝と違う今朝 こんなに季節が一日で変わるものかと驚いている
9月2日
秋日和陽のある席を探しけり 少し肌寒いから列車でも陽の当たる席を選んだ
老夫婦手を離さずの日和かな 老夫婦も手を放さずの秋日和である
敬老日昔農協今韓国 20年前は海外旅行は農協の老人だったが今は韓国人になった
駅からもちぎれる林檎たわわなり 塀越に駅にまで林檎がたわわに実った駅である
毎日が世界一の景色旅の秋 ハイデルブルグの城からの眺めは世界一で毎日世界一が更新される思い
9月3日
菊日和アラブ語聴きつ昼寝かな 暖かい日を受けて列車の隣でアラビックのお青年のアラビヤ語が眠気を誘う
草原や虫這うごとし車かな 草原の秋の畑の中を虫が這うように車が走っている
仲秋や当ての無き旅夕暮れに 今日は当てもなく名も知らぬ街を歩く
9月4日 フランクフルトからパリへ
なだらかき草原より秋の雲 フランスは農業国でなだらかな草原、雲が草原とつながっているようだ
秋草や羊も牛も昼寝時 羊も牛も満腹になれば同じころ昼寝をするらしい
9月5日
ルーブルや長袖ばかり人の列 入場に並ぶ人々はもう長袖ばかりになった
9月6日
まだ行ける自信が少し秋になり 今回は少し気にしていた体調だったが、なんとか旅を終えることができた
9月7日
留守中の手紙の季語で秋と知り 留守中にたくさんの便りをもらい台風の季節を気付く
9月8日
学友の司法試験合格バンザイす オックスフォードでン学友が司法試験に合格したとのメールがあった
9月9日
80の同窓会や秋の海 秋の海を眺める民宿でやる知らせの出掛ける準備にかかる
9月10日
肥後の空肥後の雲肥後の秋 熊本の空、雲、が違うことを発見する、故郷の自然は違うのである
9月11日
本当の空天草の秋の空 秋とはこんなにも澄みきって雲の裏まで見えるものである
9月12日
かきわけて進むバス秋緑 緑の中をバスもかき分けて走ってくれる天草のあバス
9月13日
郷帰して障子の明かり母写真 障子の明かりで13年ぶりに母の写真とあう
9月14日
80の同窓会や杖二人 病院から杖で参加してくれる人も昔の顔で来てくれた
9月15日
ガラカブや3日食べても厭きはせず 秋のガラカブ(魚)は新味噌汁で食べると世界一の味がする
9月16日
秋の夜や憲法破壊の安保法 連日憲法を無視した深夜の国会が嫌枯れている
9月17日
秋同窓80老を「ちゃん」と呼ぶ 80歳の中学の同窓会で昔の「チャン」で呼びあった
9月18日
70年囲碁続けてもまだ2段 戦争中に覚えてもう70余年碁をうつがなかなか強くなれない
9月19日
戦争法秋の未明の決めにけり 深夜までかかり国民が眠っているあいだに可決された
9月20日
敬老や名人囲碁の予選会 毎年この日に囲碁名人の予選会にでる
9月21日
焼き芋や昔と違う味がする 戦争中、戦後と焼き芋を食べてうんざりしていたが、今は美味しい味に「なっている
9月22日
夏草や刈り込み蚊と闘いへ 留守にしている家の庭はひと夏でジャングルの雑草、おまけに蚊との闘いにもなる
2015年10月の俳句
10月1日
白秋やプール再開思いつき スイミングプールで一日300mの泳ぎを再開する
10月2日
長月や衣服に迷う電車かな 朝は涼しいが昼はまだ暑い、今日の服に迷う朝である
10月3日
郷帰り稲穂の道でプラカード 「安倍政治を許さない」兜太のプラカードで歩く
10月4日
10月やまさかの敗戦を応援す 秋の高校野球兵庫県大会で決勝戦の応援でまさかの敗戦
10月5日
マンションやカーテン越の秋日和 マンションに越して1年近くなるが、秋は窓から感じることになった
10月6日
手振りする保育園児や秋日和 信号待ちをしていると保育園児の列から可愛い手を振ってくれた
10月7日
どちらから見てもおかしな秋内閣 第三次安倍内閣の改造人事がなされたが、戦争法案推進メンバー揃いだ
10月8日
晩秋や遺書のつもりの6冊目 旅の本ができてきた、なんとしてもこれは残しておきたい日記である
10月9日
秋高し部屋もようやく片付きて マンションに引っ越して1年近くになりようやく自分の部屋らしくなってきた
10月10日
アクセスが2、8万となり体育の日 ブログのアクセスが2万8000らしいと知る
10月11日
白菜とサバの缶詰め秋はじめ 白菜とサバの缶詰めで煮た料理が大好きだ
10月12日 体育の日
体育の日ドアー静かに活動す 体育の日で休日のためみんな朝寝しているからドアーを静かに開く
by akinishi1122 | 2015-10-13 10:10 | 俳句