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70才の留学1年生(35)

•2005年8月14日(日)(35)
Durham市
9時15分にエジンバラのホテルを出る。バスはA教授と隣合わせだ。ずっとこの旅の話を日本語でできる。A教授の教え子は殆ど地方の官公庁の職員になっているという。土木工学だから民間はやはり少ないようだ。僕の仕事の建設公害コンサルタントについて、なかなか良い着眼であり、自分のような学者にはとてもできないことだ。と言っておられる。やはり現場を知らないし、住民感情など法律との兼ね合いが解らなくて、無知に近いといっていられる。
僕の仕事と関連もありそうなので、ボランチアでやってみませんか、と誘ってみたが、学者にはとても無理だといわれる。
A教授との話は、日本の経済の見方、経済の仕組み、日本の金融システム、郵政民営化の意味するもの、銀行の役割などについて、熱心に質問してこられる。やはり大学の教授というのは、世間に疎いのだと知る。
こんな話でもしないと、隣に7時間バスの中だから、話も尽きてしまいそう。
バスの後ろの席にロシヤ人女子学生が居たので、僕がロシヤの原語で「カチユーシャ」と「モスクワ郊外の夕べ」を歌って、歌詞は間違いないだろうか?と訊いたら、「カチューシャ」については2~3カ所発音が違うと訂正してくれた。「モスクワ郊外の夕べ」については、ほぼ完璧だと言ってくれた。もう一人のロシヤ人も一緒になって歌って教えてくれた。彼女等はリーゼントスクールで僕と同じ学校、そして、アカネという日本学生も友達だというから、茜だったら、僕も友人だといっておいた。また明日から学校で話せる友人が増えることになる。
 台湾から来ている二人の女性とも知り合いになり、見学しながらよく笑う人たちだ、途中3時間ぐらい走りDurham市という河の上に建っている教会を散策する。河の畔のイタリアンレストランで3人でピザとスパゲチ、ビール、ワインを飲む。城と教会を兼ねたような古い建物だ。河もゆっくり流れていてそこから20mぐらいの高さから城になっている。ここは平原の中にこれだけ突出した高さだ。
30分したところでスコットランドとイングランドとの境界に着く。U,
Rというのはユナイテッドキングドンとして連邦制だから、スコットランドとイギリスの貨幣が違っていることに気付く。この街でもういちど引き出してみた。今度は完全に自分でカードで引き出す実験をし確認できた。その時でてきた紙幣がエリザベス女王ではなく、男性の顔だ。解らないから誰ですか?と聞いてみようと思う。多分エリザベス女王の夫かもしれない。
顕と秋子に電話をいれた。今日は顕が家に来ているらしい。僕のヨーロッパ旅行でスイス訪問などの案をBurryと話合った結果をメールで送信したから、学校のパソコンで見るようにとのことだった。また秋子からは山の会かじかの田中会長から、9月の相互信用金庫倒産裁判に傍聴に行きたいが、どうしたらいいですかとの相談があったらしい。だからメールで打ち合わせの返事しておいてください。との連絡だった。9月12日から大阪地裁の大法廷100人の席が用意されているから、埋め尽くさねばならないし、原告団長である僕の名前で支援者にビラが配布されているから、田中会長にも届いているようだ。この前のかじか会の総会の時、会長がそのことにも触れ誘って傍聴していただくのだった。

 帰りのバスがケンブリッジに着いたのは夜の9時15分、家に着いたのは10時をすこしまわっていた。




by akinishi1122 | 2014-02-17 18:47 | 旅行

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