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失敗は成功のタネ

日々新聞  2014年1月16日(木)第   号
失敗は成功のタネになる  囲碁棋士9段 レドモンド
悔いのない手。そう決断して打った手でも、やはり悔いが残ることがあります。それは誰にでもあることだろう。囲碁に限らず、これなら悔いはない、と思って決めたことでも、結果がおもわしくなければ、選んだことに悔いは残るものです。
それを解ってあえて言いたいことがあります。打ってしまった手は忘れたほうがいい。
その手についていつまでも考えていると、勝負に影響がでます。済んだことはどんなに悔いても取り返しがききません。それを忘れて前向きに考えるほかはないのです。
理想を言えば悪い手でも、その反対に良い手でも、とにかく過ぎてしまったことは忘れて、その局面、局面に集中すべきです。そう心がけていると、以外にも終わった時にどこでミスをしたのか忘れていることが多いのです。
相手に指摘されてはじめて、そういえばそうだったのかと思いだす。
ミスしたことが記憶から消えるのが、一番理想的だといえる。それは局面に集中していたということだし、その先のことを一生懸命考えたということでもあるのです。
反省は、全てが終わった時にきちんとすればよい。
だが過ぎたことだといって全く反省しなければ、次の局や勝負でふたたび同じミスをくりかえすものです。
当然、進歩も上達もないのです。

by akinishi1122 | 2014-01-16 13:04 | 社内新聞

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