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明けましておめでとうございます

日々新聞  2014年1月6日(月)第   号
豊かさとは、もうひとつの道(暉崚淑子)
○日本は戦争が終わった時、「これからは自分の人生をお国の為ではなく、誰にも命令されずに、自分らしい生きがいを求めて生きていいのだ」と悟ったときの、輝くような希望の実感しました。
平和であっても激しい競争社会になっている現在は、親子にとっていい思い出を残せる時代ではなくなっているのかもしれません。競争と戦争は「勝つこと」が最高の目的になっている点でとても似ています。
○現在の労働は、人間を破壊しています。スクール(学校)の元々の意味はギリシャ語では「暇」とか「余暇」を意味します。働く以外の時間でものを学んだり考えたりするということからきていると言われています。働くことは、人間の生活に重要な一つの部分です。けれど、おカネには関係ないが、人間には他にやるべきこと、考えるべきことがあるでしょう。地域のこと、政治のこと、愛する家族のことなどいろいろ熟考する時間も、友人と話あったり、何もしないで自然に溶け込むことも労働に劣らず必要ではないでしょうか。
○日本は「こうゆうことはやめておこうよ」ということが言いにくい国です。「もっと立ち止まって、いろいろな面からそのことを考えていこうよ」ということがとても言いにくいくに。
○国が決めた上からの命令に対して「正しくないのでは」とか「人権に反する」というような反対意見をゆう人は嫌われます。自分の考えは抑えて(つまり大人になって)ただ組織的に動くことを求められます。自分の独自の判断よりも組織の効率に機械的に動くことが要求されます。これで本当の人間らしい考えや能力がうまれるでしょうか。
○ドイツでは「社会的市場経済」ということを憲法にもりこんでいます。社会的というのは、人間社会を維持していくこと、つまり人間社会を破壊するような市場経済や利潤追求はやめるべきだ、とうたっているのです。
○豊かな表情をしているというのは、お金持ちらしい顔をしていることではないのです。
○もっと自由な精神を持ち、好きなことを楽しみ、或いは勉強しやわらかな感受性を失わず、深い考えや経験をもって、それが落ち着いた人間的な表情になっていることです。
○ある中国人が「日本人は誰を見ても心の中に計算機があって、得か損か、今相手にこうしてあげることがどれだけ自分に利益になるかというのを計算しているようだ」と

by akinishi1122 | 2014-01-06 06:52 | 社内新聞

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