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ケンブリッジ

2011年8月18日(木)留学とドイツ、フランスの旅(29)一月になった
学校でパソコンを開いたら、税理士のTさんからメールがはいっている。「寅さん世界を股に!」本当に素晴らしいですね。坂口さんの歳になった時。一体自分はどんな人生を送っているのだろうかとふと考えてしまいます。「助けあう豊かさ」本を社内新聞に紹介いただいたとか_ ありがとうございます。若い人にも読みやすい中身になっていますので、社内の人にも研修用に読んでもらえると有難いです。 日本の残暑は厳しいです。あと1月の旅ですね。ゆったりと楽しんでください。
週末の土曜日にブライトンに行くキップをかった。往復で相当時間もかかるから早くでなければなるまい。やはり子供2人が留学していた所だから一度はその雰囲気をみたいため久しぶりである。
日曜日は学校が企画しているロンドンのグリニッジ天文台に申し込んだが、早かったためか僕が一番で今のところこの学校からは僕だけのようで、他の学校と一緒になるようだ。それもいいと思う。一日バスでどこかの国の学生と一緒にいることで友達ができるだろうから。
「文学阪神」から「民主文学」への推薦作品が「ほほえみ荘」に決まったという知らせを久保さんからのメールで知ったから、もう一度読んでみた。昨年の全国研究集会でも木村真知子さんの作の分科会にでて、僕は評価していたから、彼女の作家としての庶民を見る目というのは暖かで、自分も生活者と同じ目線で書いているから共感できるし、今度の作品も、94歳の母を介護老人施設に預けている人の、日常の心の動きがよくでていると思う。母の若かりし頃の学校の先生の子供の産着を縫ってくれたこと、そして自分が初めての出産の時先生の子供に母が縫ってやったのと同じのを縫ってくれた母、そして同窓会のときに手つだいにきてくれ、その時の同窓会のメンバーのことも覚えてくれている母との会話。こんなことしか母の存在を忘れてしまいそうな自分である。
「ちかごろ宇野さん、よく噎せられますのよ、お年ですし、もしものことがあった場合、どうなさいます、延命措置のことですが」と「は!」とだけしか返事がとっさにはでない和子である。このことがこの小説のクライマックスである。
そのことを聞いて、同窓会で母の似顔絵をかいてくれた同級生聖子が入院している博多に見舞に行く気になった。
すばらしいまとめかたである。
こんな気持ちを木村さんにメールで感想を明日でも送りたい気持ちになった。
夜ビールを買ってホストファーザーと飲むつもりだったが今日はもう早くすませたらしいから、僕だけで飲んだ。
寝るのに少し早いから、パソコンに打ちこんであった過去の対戦の碁の棋譜をおさらいしてみた。2年前のだから大分恥ずかしい手を打っているな、と少しは進歩した目で3局ほど楽しんだ。これだったらもっと高段者の棋譜を残しておけばよかった。
だが時間つぶしにいいことを思いつくことができた。
秋風やまだ辛抱でいける服  8月だから半袖で行こう、だが朝晩は少し涼しい

by akinishi1122 | 2011-08-19 16:42 | 旅行

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