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2011年7月23日留学とドイツ、フランスの旅(6)ハンブルグHAMBURG
朝目覚めたのは2時だったが同室のインドの医師は帰っていない。やはり寝ないと体の調子をくずしたらいけないのでそのまま眠って、4時にトイレに起きたらこんどは彼は帰って寝ていた。彼は勉強に来ているのにこんな夜ふかししていいのだろうか。
僕は寝過ごしたらいけいから、文学8月号の鬼藤千春の「鈴とアマリリス」100枚を読んだ。これは55歳の石材の会社員染矢が退職勧奨にっている時の心の動きだが、会社というのは高齢者が重荷になっている日本の、どこにでもある退職させるための会社のやり方が似たようなもので、業績と給与とのバランスでどうしても給与が高いから相当の働きが出来ないから、そこをついて辞めざるを得ないようにしむける、あるいは転勤によ通勤の困難な所に移動させたりするものだが、僕の時代はそんな矛盾もたくさんあったが、辞めさすことはしなかったのが、せめてもの良心かな、と思っている。若い社員との格差がひどすぎて困ったこともあったが、別の場所に変えたからといって業績がよくなるというものでもなかったから、経営者のやりかたというのも、気持ちもわかるから、自分の昔の誰誰というのを思いうかべながら読んだのでそれなりにおもしろかった。この染矢という人は最後まで辞表を出さなかったが女の事務員さんが手紙で労働組合をつくるうという 動きを知らせてくれたし、お客さんの庭で好きな花だが何と言う花ですか?と聞いたらアマリリスと教えられ、その話し言葉は「希望」と教えてくれた。これで終わりになっているが、文学というのは教えるというよりも考えさせるということだな。と教えられた。その続きを読者に考えてもらうということかとかも知った。
バス停に出たら人が誰もいない、バスもなかなか来ないから、ひょっとしたら土曜日だから時刻表と違うのではないか、イギリスで土日が休みのバスを経験さたことがあるから、どうしようとあせっていたら来てくれたのでやれやれだった。
早目にでたから、駅で1時間も待つことになった、外は寒いから喫茶店に入りパソコンで日記を書くことで時間を潰すことにした。僕もうまく時間を使うことに機転がきいてきたなとわれながら感心してきた。
今度の旅はなかなか日本人と合うことが少ない。やはり段々不況になってきて、今夏休みなのに、学生のアルバイトが少なくなっているのだろうか。
ファーストクラスだからか50人ぐらいの座席に6人ほどしか乗っていない。ここにはコンセントがあるからパパソコンが使えるからありがたい。
外の景色はハンブルグまでは平野であり、緑の畑には僕の知らない野菜がいっぱいだが、たまに麦の穂が黄色く色ずいていても刈り残されているのもあある。これはアクセントとして和む色だ。
沿線には防風林の林があるがそれも名前は知らない木々や松林もある。高さは10mぐらいだが、防風林というのは一面に植えれるものではないらしく、帯状に断続的に植えるもののようだ。やはり風を逃がすためにもいるのかなと僕なりに解釈している。
北へ行くなだらか丘の麦の秋  刈り残されているのも緑の草原のなかに
葉裏見せ日本と違う寒さかな  日本はいましんぼうできないくらいの暑さとのメール
広き野に一枚残る麦の秋 
  

by akinishi1122 | 2011-08-04 20:26 | 旅行

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