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世界旅行 (22)

ワンワールド世界旅行(22)
2月11日(月)オックスフォードの母校訪問とLuera教授との再会
 今朝は外を見たら霜だ。部屋ではそんなに感じなかったがやはり緯度としたら北海道ぐらいの位置だから、当然の寒さなんだろう。y女史さんが味噌汁に海苔、卵、サラダ、ご飯を出してくれた。日本に来られたとき、奥さんからいただいた梅干ですと出してくれた。これで日本と同じ朝食を23日ぶりである。外出しょうと思ってリックを調べたら昨日失くしたと思っていたカメラのコードが一番底から出てきて買わずにすんでよかった。
 芳子さんは今日の予定が相手の都合でキャンセルになったから僕のリーゼントスクールに一緒につきあって付いてきてくれた。y女史さんはここで税金を支払っているから、65歳以上はバスが只という。学校に着いたらゼシカ嬢が「ノブ久し振り」と大きな笑顔で迎えてくれ、他の事務員さんもみんな声うかけてくれ覚えていてくれて嬉しい。そしてドバイの髭顔のアジ君もまだいて、大学まで進み法律学科で資格を取るまでいるらしい。今日は月曜だから新入生のオリエンテーションがあるためコンピューター室も塞がっていたから、2階のフロアーで暫く待ってる間に前いた生徒が次々に挨拶してくれて、「帰ってきた学校」といった感じになる。
 いつもの昼食の売店の娘も覚えてくれていた。いつものハンバーガーをいただき、前いた時と同じ気分に戻れ、半年のブランクを感じさせなかった。
コンピューウター室でやっと日本語が使用でき、今までの日記をやっと全部送信することができた。家、かじか会の坂口修二さん、百歳の会の各メンバー、奈央、香里、和恵、などに送信できた。時間が4時頃までかかり、夜Luera ロンドン大学教授と5時に会うことになっていたから、芳子さんは編み物をしながら待っていてくれた。
 「枝豆寿司店」で待ち合わせするため、歩いて大学公園を斜めに横切って行った。ところが、月、火が休日とでている。Luera先生が来たので彼女に急遽お願いして違う寿司店を探してもらうことにし、タクシーに乗りやっと中華店で寿司もやってるところに辿りつけた。
 彼女は前と同じく愛想よく迎てくれ、日本の現代の経済事情を、主に中小企業の立場で話す僕の話を質問しながら聞いてくれた。すると隣に居た女子大生がLueraさんがOxfordo大学での講義したときの女子学生で、「先生の講義が素晴らしく、日本の宗教についての話が印象に残っている」と話かかけてきた。それを契機に僕の話を途中から先生が通訳しながら一緒に聞いてくれた。僕の話の流れは(日本は資源が無い国だから、頭を使うしかない、戦後加工貿易や改良製作、そして輸出立国となったこと、その製作の現場は中小企業であり、その経営者の優れたところは個性豊かである。発展した企業の共通するのは社長が、学歴がない、貧乏、体が弱いという要素がある。これがなぜ発展の力になるかといえば、学歴がないというのは自分の仕事を集中して続けれること、貧乏というのは少々の苦労を苦労と思わない、体が弱いということは他人に頼る、任すことで社員の力を引き出すことに役立つから)などと日本人の経営の底力を僕なりにまとめて話した。女子学生も日本の経営感覚を感心して聞いていた。また宗教についても質問してきた。Lueraさんは浄土真宗についての話をしたらしいが、僕は仏教の精神について「生きとし生きるもの全てこれ尊いものであり仏であると考え殺生は良くなく、労わりの思想だ」「だから日本人は色々の会話で相手がどう思うだろうか、ということを考えて話したり、行動するから、その人の個性が見えにくい、だから西洋人からみたら意思が無いようによく見られがちだ、それは相手を尊重するための自己を表現しないところからきている」などと日本人の心を代弁しておいた。
Lueraさんに送った日本の中小企業の体験報告は写真で送信したから、よく読めてないらしいので本を送ることにした。
 なかなか熱心に聴き、質問も的確だったし、我々の忘れていた多神教文化もちゃんと研究していて嬉しくなった。

再会の話も九条の冬の夜        Luera教授との再会

by akinishi1122 | 2010-10-18 13:24

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