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(25)ローマへ

(25)旅日記 10年8月21日ペルージヤからローマへ
11時20分のペルージヤ発のローマ行きの列車にのる。座席には男性の父につれられた8歳の娘が一緒である。白人の子供はなんて可愛いのだろう。つい話しかけたたくなり、扇子をプレゼントし、持っていた菓子も与えたら、父親に、もらってもいいの?とでも聞いている。そして食べてくれた。父親は背広姿でずっと新聞を読んでいて、子供もとの会話はほとんどないが、僕との雰囲気はよい。ちえちゃんとほぼ同歳で、着ている服が清潔なブラウス、にズボンだ。ぴったりしていて感じがいい。お母さんがきっときちんとしたみだしなみの人であることがわかる。頭の毛はブロンドで、巻き毛にカールしている。もうこの子といるだけで気分がなごやかになる。
 ローマに着いたのは2時10分であった。ペルージヤのホテルで予約してくれていたホテルは駅から大分遠いから、僕が昨年泊まった駅前ホテルだったら便利だし、勝手もわかっているから、駄目でももともとと思い、寄ってきいてみた。すると空いていて、5泊でもなんなくとれた。ラッキーである。そして、夕方別の受けつけの男性が、「ハーイ。ヨウコソ、ヨクキテクレマシタ」と日本語で話してくれる。僕を覚えていてくれたという。日本人でしかも高齢者だから印象にあったのだろう。だからこれもれも僕が得したことだ。
部屋は5ツのベットがあるが、僕が一番でしばらくしたら、タンザニヤの人がきた。彼は南アフリカの隣の国で2年前に行ったことがあり、大体の風景は知っているが、南アフリカのマンデラ前大統領に似ている。背たけは僕とあまりかわらない。
夜散歩に誘って、レストランに入ったが、彼はビール、コカコーラは飲まないという。どうゆうわけなのか、僕がケンブリッジでのクラスメートも同じことを言っていたが、イスラム教国だからだろうか。だからアイスクリームにした。
 彼はスワヒリ語、英語、スペイン語、中国語が喋れるという。58歳で、農業をしているというが、なぜそんなに沢山の外国語ができるのかときいたら、中国に留学したことがあるらしいし、旅が好きだから、農業の暇な時はよく一人旅をするらしい。そのために少しでも話せると友達もできやすいから、だという。僕などはよく理解できるが、とてもとても英語でもなかなかなのに、たいしたものだ。米とかポテト、コーンなど作っているのに、こんなにゆとりがあるとは、日本の農家の人は羨むことだろう。3000エーカ-の畑を持っているというが、奥さんは離婚したから、息子とやっているらしいが、どの程度の規模か僕には想像できない。7年前の離婚というが、再婚はしないのか、と聞いたら、自分の国は奥さんは一人ときまっている。という。
日本にも北海道にも農業を学びにいったことがあるという。
山の会かじかのS氏からメール
(報徳惜しかったですね。テレビで観ていましたが、良い試合でした。雲仙、天草山行ですが、今回は不参加でよろしくお願いします。せっかく誘っていただいたのに申し訳ありません。27日から北アルプスに行きます)
広島同友会の事務局のK氏からも
ご無沙汰しています。今年の2月の全国経営研究集会以来ですね。フィレンチエに到着されたのですね。私は10年前フィレンチエに3泊しました。同友会のイタリヤ視察でプラートの織物企業や研究所を訪問しました。夜はドオモの近くのホテルの屋上で宴回会をした気憶があります。有名なウイフテ美術館には現地ガイドの打ち合わせで行くけなかったのが残念です。
羨ましい旅をされておられますが、御身体大切になさってください。炎暑の広島より。

by akinishi1122 | 2010-08-29 08:37 | 旅行

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