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中南米の旅 キューバ

(21)2010年3月6日国立バレー鑑賞
ホテルでイタリヤの学生ノカップルが一昨夜食べたピザで食当たりして二人とも下痢で苦しそうだ。この近くの店で僕も2回食べたことがあったが、持ちかえれて、街頭に近い店だから衛生的に感心しなかったから、やはりちゃんとしたレストランで食べないとこんなことになりかねないから、今日から注意して、昼はバレー劇場の隣の高級レストラン、夜は家の近くのホテルのレストランで食べた。
イタリヤの学生は今夜10時発の高速バスでサンチヤゴ・デ・クューバに発つらしい。お腹がいたく食べてないのに大丈夫だろうか気になる。23才でマスコミ学を専攻していて、6カ国語ができるという。女性はアルメニヤの学生で旅で知り合いになり一緒に旅しているという。
サンチヤゴ・デ・クーバは僕も行きたい所だったが、飛行機が取れなかったから残念で行けなかったが、高速バスなら行くことが出来ることがわかった。でも12時間かかるから僕の体力では後が怖いからとても出来ない。グアンタナモの米軍のイラクの捕虜の収容所は観たかったのだが。
パソコンを開いたら土井先生から「サンタマリヤ島のカナダ人との会話は楽しそうですね、僕も行ってみたくなりました。明日は小土井さんと他の病院長とゴルフに行くことにしています。旅日記楽しみです」とあった。土井先生とペアーで小土井氏は副代表理事だったが最近全国総会でも合うことがないが、元気にしていられるようだ。
パソコンでメールアドレスを探すのに手間取っていたが、前もらっていた人に返信ということであれば探すことがいらないということが分かったので、読んでいただいてるようだから、昨年ベネチアであった麻里と同友会の前西さんに「旅日記」をまとめて送信しておいた。
今日も一番賑やかなカテドラル通りに出る。なんでも見てやろうという気で見ると、小学校の授業風景が見れた。賑やかな人通りを脊にして教室が見える。12人の生徒である。4年生ぐらいであろう算数の時間だった。少人数だから効率はよいと思う。教室は10坪ほどだから、少し狭いようだ。先生は黒人の女性であった。人通りが後ろにあるのに後ろを振り向かずちゃんと勉強している。首にはピオニールの赤いハンカチを巻いている。
通りで、人々並んでいるから見ると、時計の腕輪の修理、宝石の修理、ガスライターにガスの充填、などをやっている。利用価値の有るものは修理して使うというのが一般的である。家のホテルの小父さんも扇風機の分解修理を一生懸命やっていた。
絵画の店が非常に多いことも、ここでも地方の町でも見られる。他人の絵を売るというより、画家がそれぞれ自分の店を持っている。描きながら展示販売している。どの画家も必ず自分の個性のある筆でゲバラの顔を書いているところをみるといまだに慕われている。10店ぐらい見たがカストロの絵はついにみることができなかった。絵は風景よりも明るいが抽象的の個性のキューバの人々の顔や裸像である。
レストランではドアーのある店はない。空調の必要が無いからであろう。そして殆どの店で4・5人の楽器を持ったグループが唄っている。レストランには唄がつきもののようだ。
僕など聴き覚えのある曲もあるから、こちらの曲を日本で歌われているのが、かなりあるということだ。こんな賑やかな通りでもデパートやスーパーが無いから、不便といえば不便。まだ専門店が多い。古本市もかたまって50軒ぐらいもあるのだが、売れているのだろう。しかも露天である。僕にも呼びかけてくれるが、読めるような本はなく、古本といえば日本での違い、埃をかぶったような表紙から、中身から紙が変色している本で日本では古書といった類に属する本だ。
街の中心にガルシヤ・ロルカ劇場という国立オペラ・バレー劇場があり、建物も183年に建てられたというから、スペインの時代のバロック建築でここでみるかぎりは一番古く立派である。これと並んでいるのが旧国会議事堂で、1929年に建てられたが、アメリカのホワイトハウスがモデルだから、同じ形をしている。そしてこの国会の玄関には世界で3番目に大きいという彫刻の台座らしい。アメリカの支配が一時あった頃に建てられたのだろう。
アメリカとキューバに国の象徴の同じ建物があるというのは面白い取り合わせである。
国立バレー団の公演が5時からあるというので早くキップを買った。バレーを観るのは初めてだし、時間もゆっくりあるからは入る。20ペソで1階の真ん中ぐらいで良い席だ。
昨年ウインでオペラを観たが、あの劇場と殆ど同じ内部の作りである。さすがクラシックな仕上げで、絨毯も椅子も朱色、観客席は両サイドもあり5階まである。天井は30mもあろうか。観客はやはり盛装の人が多くなる。
バレーにはやはり聴きなれた音楽が出るが、僕は曲名は知らない。踊りだがドラマはあるのだろうが、ドラマとして見るには僕には理解できないが、美しい舞踏を観るのはいいもので、3時間ほど楽しむことができた。
団員も出演者を総合すると200名はいるのではないか。黒人のバレリーナも20%ぐらいいて、男性の黒人は素晴らしい踊りで、この団の中心ではないだろうかと思う。
帰って近くのホテルレストランでステーキにビール、これで5ペソだったから、何回も書いておくが、最初の時86ペソ払ったのがその度にくやまれる。

by akinishi1122 | 2010-04-21 14:39

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