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中南米の旅(10)

(10)2010年2月23日Cayo島の一日
朝食は7時から開かれていて、バイキング料理である。人間は何でも、いつでも好きなだけ食べたり飲んだりできるとなれば、まづ体を保つことを考えるものだ。あり余るほどの料理がでているし、ワインやビール、ジュースなども、このホテルにいる人は自由だ。
昼においしく食べれるように控え目にしておこう。そしてパソコンで送信したり読んだりするためにはビールは止めておくことにした。
こんな自由に食事を提供して、採算は合うのだろうかと気になるが、これは日本的な考えかもしれない。ここに滞在する人はだいたい長い人たちと、時間を気にする人は無いのだと考えると、ホテルの採算よりも自己管理で、自分の自由な時間を自分で管理する人々のために考えている。
プールや砂浜で寝そべって本を読んでいる人たちが多い。僕にとっては、太陽の下での読書ということはとても考えられない。僕にとって読書は部屋の中でか電車の中ぐらいしか考えられない。
昨年のマイアミビーチでもこんな風景を見て感じたのだが、僕にしたら、(せっかく外国やリゾート地にきたのに何か他にすることはないのだろうか、勿体ない)と思ってしまうのである。自分の価値観のもとになるのは休暇が少ない日本人的な考えがでてくるものだ。
この人たちは休暇だから、日頃の読みたい本を読むのである。これが日本人には理解しにくいものだ。
椰子の小屋の下で寛ぐ人に何人か話しかけてみた。アルゼンチンからの42歳の父に話しかけると、自分はあまり英語ができないから、泳いでいる娘さんをよびよせて英語の通訳だ、15歳の高校生らしいが、僕と似たりよったりの英語で家族との通訳をしてくれた。
父は公認会計士をしているが、母は主婦でもっぱら父や子供の管理役だという。お父さんも「私は妻に管理されているのが仕事だ!」と大笑いだ。今、日本は最も寒い季節だし、日本は4季がはっきりしていて、その写真を送ることにした。そのうちに日本に遊びにきなさい。と娘に言ったら、「日本まではお金がかかりすぎて、とても行けない」と率直に言う。あくまでも現実的で日本人の挨拶言葉にたいしてもはっきりした返事である。(アドレス別記)
そのほかにアルゼンチンの人が2人、カナダからの人で大型トラックの運転手が59歳といっていたが、夫婦で来ていて、やはり1か月の休暇だという。この前読んだ「風車の見える丘」本にウルチャンというトラックの運転してる青年がいたが、日本のトラック運転手は日本中届ける時間に管理されて、運んだ先から帰る時にまた荷物を積み、時間のゆとりはないので、トラックの中で仮眠し、食事もコンビニ弁当でなければ時間にゆとりがないのが日本のドライバーだと言っていたし、自分の家で寝るのは月に10日位しかなく、日本ではとてもとても1月の休暇など想像もできないことだろう。
基本給が8万で、色々手当をつけられ30万になるという。
日本では仕事が第一で個人の生き方は仕事によって制約され従属されているので、人間が機械の一部品的になっているのではないだろうか。働くシステムが根本的に違うようだ。果たしてどちらが人間らしい生き方なのだろうか。
またこの人は自分の国を「ケベック」と言ってたから、カナダはケベックというのが相当自治国として国の要素を持っているようだ。そしてフランス語を喋り、奥さんが英語で通訳してくれた。
また庭園での50歳代の夫妻二組もカナダ人で、お医者さんだと言っている。小さな村で開業しているらしいが、2週間の休暇できているというので、「そんなに長く休んだら患者さんが困るのではないですか?」と聞いたら、お互いの休暇のときは頼む医者がいて、それはお互い助けあっているとのことだ。ここも奥さんがしっかりしていて、話の主役は奥さんとであった。(アドレス別記)
そのほかに、ノルウェー、スエーデンの精神科のお医者さんなどと会話ができたが、今は国では雪に埋もれているから、休養が目的で、太陽をいっぱいうけ真赤に日焼けしている。
また中年の婦人たちは、ブラジャーを外して乳房を太陽にかざしているがなんの違和感もなく。のどかでいいものだ。
ホテルの売店で理香と由希さんにここでの宝石ネックレスを買った。
夜はパソコンで写真を送ろうとしたが、時間がかかりすぎて、送れなかった。
メキシコでの夜のショーを見た時から少し寒化がしていたが、どうやら風邪になっているらしいから、泳ぐのは控えている。本当はカリブ海で泳ぐのは憧れだったが、まだまだ旅が続くのだから、体が大事だから。

by akinishi1122 | 2010-04-17 05:32 | 旅行

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