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ブカレスト市内観光

ヨーロッパかけある記(60便)
9月10日(月)ブカレスト観光
とりあえず、今日はブルガリヤの紙幣を交換できるところはないかと、9時の開店を待って、銀行に行ってみた。両替所でなく銀行だから、交換してくれるだろうと期待していたが、3店舗の違った銀行でも交換できないという。よっぽど、ブルガリヤは経済が不安定なのだろうか。ユーロからでも半分にしか評価されないのだから、だが僕にとって、ブルガリヤに入ったとたんに、ユーロの値打ちが倍になり、非常に得した気になっていた。それは、物価が安いと感じ、ユーロを持って行けば、生活がし易いと感じたものだった。
 市電に乗って、最初に降りたのは、目立つ建物があったから、聞いてみると、政府の建物らしい。そのすぐ近くが大きな公園になっていて、すぐそばに考古学博物館がある。入るつもりでなかったが、昼休みの女性館員が外に出てきたので、問いかけると、丁寧に説明してくれたので、入ってしまった。ところが、地球が太陽系から生まれ、海ができ、大陸がアフリカ、アメリカに分かれ、生物が発生し、アメーバーから、海草、魚介類、アンモナイト、恐竜、象、類人猿、人間へと発展した歴史を、発掘の資料とともに現物が展示されていて、地質が、何万年単位として理解できるように整理されている。地層など芸術作品のようだ。地層も複合的で理解しやすい。
僕も断片的には、見たことがあったが、この博物館は、おそらく、世界的に有名に違いない。素晴らしい資料だ。だが、見学者は僕一人だけだった。
その後、公園を歩いてみた、特別に工夫されたようではなく、平地に原木が20mぐらいの高さで、揃っている。直線にしたら、2kぐらい歩いたが、ベンチに老人が、ぽつぽつと二人連で語りあったり、新聞を読んだりしているから、それが、この公園に似合っている。ほぼ中央に兵士と母子、あるいは、兵士の胴体の上が無かったりした像がある。おそらく第二次大戦でナチスとの戦いに勝利し、また、その犠牲となった兵士の妻子とともに戦勝の記念であろう。社会主義国は昔からのキリスト教文化の像と大戦で勝ち取った像とが共存しているようだ。面白かったのは、考古学博物館で、トイレに行く廊下の一番隅の床に放置されているレーニン像があった。考古学とレーニンとは直接関係ないのだから、社会主義時代は目立つ所に置かれていたのだろうから、時代が変わった象徴を見ることができた。だが、破壊されていないのは、昨日のソフィヤでの像と同じで、どのように処置しようかと、政府も戸惑っている様子が良くわかり、興味深くみた。
 街を歩けば、新しく目立つのはカジノで近代的建物である。そして、マクドナルドのMマーク、コカコーラの看板がいたるところに目にはいる。文化が急変し、社会主義のスローガンが企業の宣伝看板にとって変わって、国全体が占領された感じだ。それに日本のTOYOTA Canon 三菱など日本ではもうマンネリ化してあまり感じていなかった看板が極端に目立つ。資本主義国のNO1とNO2が大手を振って自分の国のように自由に活動している。
 自動車の道路駐車も凄い、僕などは、どんなにしても、こんな接近した駐車は出来ないが、前後を人がやっと通れるぐらいの幅に密着の駐車である。歩道にも堂々と駐車だ。駐車違反という制度が無いのかもしれない。また、大きな較差点では、交通巡査が手や笛で規制していら。女性の交通警官もいる。
市バスに乗り「セントラル・ステーシヨン」と聞いても全然通じない。分かったような顔をして「ダー」と言ってこのバスが中央駅に行くのかと思ったら、駅ではなく、「市の中心」と受けとったらしい。どうも様子が違うから、地下鉄の改札係りに聞いてやっとホテルに帰れた。駅というのは、Gare de   ___]とフランスと同じ呼び方のようだ。

by akinishi1122 | 2009-06-20 09:41 | 旅行

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