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イタリヤ・ペルージヤ

ヨーロッパかけある記(51便)
8月29日(水)イタリア・ペルージア
フィレンチエのホテルを出たのは、10時半頃、姫路から来ている親子連の、お父さんが停年になったのを期に、娘さんも退職し、3人で来たという。「お父さんも、貴方のような旅がしたいのが、夢なんですよ」と奥さんが言っていたから、{「百歳の会」をホームページで検索してもらえば、私に連絡とれると思います}と、自己紹介はせずに別れた。花山さんとだけ聞いた。
11時に発車し、今日から、自転車の無い旅である。荷物や、自転車置き場を気にする必要が無く、大分気が楽になった。どうせ、日本へは持って帰らないのだし、自転車との別れが、早くなったと考えればいい。そんなに、惜しいとも思わない。佳子に電話いれて知らせたら、「自転車に乗らないのは良いことだ」と賛成してくれた。アッシジに着くのが、13時28分というから、途中にペルージアがあり、信顕が1年半留学していた街だから、下車してもいいなあ、という気になった。トイレに行くために、1等車を通ったら、日本人夫妻がいた。この人は65歳といっていたが、2週間の旅を全てJTBに企画してもらって、時刻表もホテルも全て、ブックになっている。一々それを点検して、時間通りに行動しているようだ。京都からで、電気メーカーにいたらしいが、1等車で来るほどだから、贅沢な旅のようだ。アッシジに泊まると言っていて、「アッシジで会いましょう」といわれたが、僕は、YHホテルだから合うことはないだろう。
ペルージアに下車した。すると、市内観光と思ってキップ売り場に行ったら、キップの返却に来た人が、「1ユーロで買ってくれ」というから買った。大分得したようだ。一度信顕に、連れてきてもらったから、記憶が少々残っている。どんどん30分も乗り、街のはずれの畑ばかりのところまで行き、引き返す。アッシジに行かねばならないから、降りた。ところが日本の真夏の暑さだ。人も余り通らないが、降りる時一緒だった人が「何処に行くのか?」と聞くから、「引き返す」と言ったら、次のバスの時間と乗り場を教えてくれた。引き返すとき、街の中心に大きな建物で降りたら、病院である。そこから、またバスに乗り、城壁のある中心で降り、信顕と歩いたことのある路地などを写真に納めた。たしか、夕食も佳子と一緒にしたレストランもあるはずだが、忘れてしまっている。
 ペルージア駅を3時48分発でアッシジへは20分ぐらいで着いた。YHホテルが、ガイドブックの道順をこまかく書いてあるから、その通りに歩いていると、車が止まり、親しく話しかけてきて僕に「乗りなさい」と荷物を後部座席に積み込み、走りだした。ところが、僕の理解しているホテルの場所からどんどん遠く走るではないか。「この道は違うのではないか、バス停から2~300mのはずだ、止めてくれ」と引き返すように指示した。この人は悪い人ではなさそうだが、ここの土地の人ではないらしい。僕のホテルの住所を知らないで走っていたようである。止めてもらって、まだ探そうとして、「乗りなさい」というから、もう「No thanku you 」と断った。車の中で「日本の何処から来たのか」「自分も柔道をしている」などと言っていたが、まかり間違えば、おかしなことになっていたかもしれない。
 ホテルは女主人がテキパキとして、厳しい管理をする人だけあって、「部屋の外に靴は脱ぎなさい」とか「梅干を食べるから、フォークを貸してくれ」とコックさんに言ったら、この女主人に許可をもらわねばならない。だが、部屋は綺麗だし、窓からは、アッシジの城や教会が見上げられ、下界や駅などが遠くに眺められる良い場所だ。2泊と朝、夕食共で48ユーロだから大変安い。夕食も皆揃ってする。最初に出たのが日本の雑炊のようで大変美味しい。お代わりもできる。次にパン、そして桃がでた。紅茶もあり、9ユーロとメニユーに出ているが、宿泊料に入っている。良い食事で満足。部屋は10個のベッドがあるが、7人だけだった。
夜、外の庭で教会の牧師と生徒たちの仲間に入れてもらい、楽しく語りあった。若い娘が英語が出来るが、牧師は出来ないから、生徒の娘が僕の通訳をしてくれた。牧師は63歳と言っているが、親しみがあり、若者と一緒に賑やかに語りあっている。
夕食後は20人ばかりの若者に聖書を開いて説教らしい話しをしている。日本の宗教と違い、若者が宗教と接するのが普通になっている感じだ。
 ここは、日本と同じくらい暑い、だが蚊がいないようで、窓は開けて寝たが、夜も寝苦しいことはなかった。
隣のベットは、ローマ大学生で、法律を学んでいるというが、寝るときパジヤマも着ず、眞裸で、何も着ずに寝ている。変な人もいるものだ。

by akinishi1122 | 2009-06-17 14:11 | 旅行

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