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ジンバブエ・サファリーパーク

ワンワールド世界旅行(10)
1月30日(水)ジンバブエ、象に乗る、ライオンと遊ぶ
朝から雨だ。大方毎日降るらしい。車を待っていたら昨夜の名古屋の建築士の女性S・Rさんが起きてきて、「予定を変更して別のホテルに移ることにしました。また日本へ帰られたら旅の話を聞かせてください、アドレスを聞くのも忘れたので、これでお別れと思いますので気を付けて旅をお続けください」とわざわざ早起きして挨拶に来てくれた、まだ暗い6時半であった。
象の自然公園へ向う。幹線道路の20m幅ぐらいある道を走ると、すぐ50匹ぐらいの猿の集団が道路にたむろしている。早朝に人
間から食べ物をねだるつもりらしい。雨の中なのに子猿も連れている。車がきても動こうとしないから、車の方がスピードを落とし避けて通らねばならない。
自然公園だから人家から45分ぐらい平原を走る。乗客は僕を含め9人だ。各ホテルからピックアップして僕が一番最後であった。45分走るなかで4人しか人に会わなかった。
草原の中に藁葺きの家に着いた、しばらくしたら5匹の象に象使いが乗り僕らを乗せにきてくれた。子供の象も1匹いて、僕はこの母親象に乗せてもらった。3mぐらいの踏み台から乗るのだが、初めてにしては余り揺れはない。僕は子供の頃家に牛を飼っていたから牛には乗った経験があるから、もう60数年ぶりであるが、牛に比べたら、楽なものである。カメラを構えたり、後ろの象を写真に写すのでもそんなに難しいものではない。さすが3トンの巨体だけあって安定している。違いはこの草原に何か危険な動物が出はしないかとの思いである。というのは、この象の列の先頭には鉄砲を構えた人が護衛をしてくれているからだ。この園には柵がないのでこの象の集団以外から進入の象がくると、エキサイトするし、危険だというから、外敵を事前に処分するらしい。僕の乗った像の子供が1歳というが僕の前を歩く。やはりやんちゃで、道草の美味しいのがあれば、列から離れて食べに走る。そして象使いから怒られている。こうして慣れるまで7年かかるという。だが愛嬌があって、しきたりを知らないから可愛いものだ。「道草を食う」とは子供の頃よく聞いた言葉だが、実際の言葉の語源を見た思いである。子供の象は2歳まで乳を飲むらしいが、その姿を初めてみた。鼻は母親の肌を撫でながら遊びながら呑んでいる。口には丈夫な歯もあるらしく、草も鼻で巻きながら引きながらしごきながら食べている。母親も僕を乗せながら歩む足は止めずに鼻で草や木の葉を食べていて、歩を止めることはない。同じように子供の像も食べるが、やはりまだ要領をえなくて、しばしば像使いから怒られて急かされている。子の象はやはり行列を離れることしばしばで美味しいのがあればそれこそ「道草」を食べるのである。僕も子育てする時同じことをしたものだな、象も同じで親しみを感じた。
午後3時からライオン公園に行く。車で30分のところだが、11ヶ月という兄妹のライオンを撫でたり一緒に歩いたりで、全く檻のないところでよくならされている。だが僕はやはり怖くてなかなか撫でることができなかった。アメリカの中年の女性が積極的に撫でたり尻尾をもったりしていたが、どうも怖い。ここは沢山いるということでなく、ライオンと遊ぶということが主であった。

by akinishi1122 | 2009-06-01 05:55 | 旅行

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